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モブという男 ページ2




私の名前は鳴海陽翔、超能力という特別なものが使えるだけの普通の中学生。部活も委員会も入っていないが、放課後は白雪さんの所に行って白雪さんのボディガードをしている。んだが、


「部長!この子も帰宅部です!」

「よし、よくやったわ!」


全くもって面倒な人達の所に連れてこられた。てか、暇じゃないんだけど


「て、この子ミステリアスで高嶺の花と言われている鳴海さんじゃないの!」


なにそれ初めて聞いた、というか帰りたい…と思っているうちに隣にいた男子から声をかけられ自己紹介をした。


「あ、ぼ、僕、影山茂夫よろしく。モブって呼んでいいから」
「鳴海陽翔、よろしく」


そんなこんなで何故か


「脳感でバブル入って!!」

「今日は忙しいので無理です」
「私も無理」

「えぇええええっ!!?!?」


私は白雪さんがいるから永久に部活に入るつもりはないけど、モブは何か用事でもあるんだろうか?


「この後除霊の依頼に行かなきゃいけないから」


へぇ、除霊ねぇ。はったりじゃなそう。てか、このモブ私と同類だ。絶対に超能力者だ


「え、鳴海さんも何か用事とかあるの?」

「あります、白雪さんを守るという使命が。てか、この時間本当に勿体ないんで帰りますね」

「え、その白雪さんて」

「私にとっての全てですけど?この部活名前そうですけど、活動内容がグダグダでここにいても無駄でしかないんで帰ります。モブくんも、此処に入っても無駄な時間を過ごすだけだよ。さよなら」

「え、あ、さよなら」


後ろからなんか叫ばれているけど、知らない。はぁぁぁ、本当に無駄な時間を過ごした。学校から出て全速力で、白雪さんの会社に向かう。


「こんにちわ」

「あらこんにちは、社長はいつも通りいますよ」

「ありがとうございます」


ロビーに入ると馴染みの受付嬢に教えられ、エレベーターに乗り社長室に向かえば、書類を片手に仕事をしている白雪さんがいた。


「あ、おかえり陽翔ちゃん」

「ただいま戻りました、白雪さん」


はぁぁぁ、癒される。やはり白雪さんこそが史上であり過言ではないね←過言です


「何かあった?」

「何も…いえ、少しありましたね」

「え、どんな事があったの?」


うっ、キラキラと目を輝かせる白雪さんカワイイ!!


「私と同じ超能力者がいました」

「え、それは凄いね!!」

「はい」


その後は白雪さんと茶会をした。影山茂夫、か…少し注意かな?

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作者名:白狐 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs hosi1  
作成日時:2022年11月12日 21時

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