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リハが予想以上に早く終わり、時間も空いたのでジュンと喫茶店なり、ゲーセンなりと1日だけのオフを楽しんでいた。
今日のハイライトは、何円かかかったUFOキャッチャーが取れた時
「見て!取れましたよぉ……!」と楽しそうに可愛い猫のぬいぐるみをぎゅーっと抱きしめるうちの子ですね。
まず何が可愛いかと言うと全てが可愛いんだよ。えっ??ぬいぐるみよりジュンが1番可愛くね?と口に出そうになったが、素直にありがとうと言うとまた可愛く笑って
「はい、あげますよ。大事に使ってくださいね」
あれ???これって実質プロポーズじゃね??お?本気で抱こうかなこいつ
あかーーーん余計なことがぐるぐる回って頭どピンクでやばい。可愛さに殺されそう。
やっぱりうちの子は可愛いんだな………みつを( ᷇࿀ ᷆ )
「ねぇ、次どこ行きます?俺ばっかり行きたいところに行ってるんで、Aもどっか行きたいところあんなら言ってくださいよ?」
『ジュンの実家っっっ!!息子さんをあたしにくれっ!ってやりたい』
「きもっいっすねぇ………でも無理ですよ。クソ親父がまだくたばってませんからねぇ……」
そう言うとさっきまで楽しそうな顔は消えて、綺麗な金の瞳が靄にかかる。
こいつの親父と言えば、あの漣だろう。
かつて、アイドルとして活動していたが佐賀美陣の噛ませ犬と言われ業界からは姿を消した。
ジュンから話を聞いていたが、随分と変わってしまったのだと少し落ち込んだ
『ジュン、行きたいところあるからついてこい。』
「……はいはーい」
………………
薄暗い路地を抜け、先程とは違うストリートに出る。そこはAの行きつけの場所でありストレス発散場所。
街で、音楽を奏、歌い、そして踊る
いわいるストリートライブ
飛び入り参加OKで乱闘にならなければ良し。好き勝手歌い、奏でていく場所だ。
昔からここは気に入っておりアイドルになる前もよくここで歌った
ジュンはAの後ろからその光景を見ていた。きっと初めてだったのか、服の裾を掴みちょっと怖がっていた
可愛いなコイツ。
「おー!Aじゃん!ちょうどやるから歌ってくか?そっちのやつも〜!」
昔馴染みに声をかけられてマイクを渡された。もちろん歌う気満々だったので受け取り、ジュンも一瞬戸惑ったがあたしがやる気なのが伝わったのかマイクを受け取った
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死柄木朧(プロフ) - ナギナギの漢字違いますよ。正しくは凪砂です (2022年8月14日 22時) (レス) @page27 id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
璃胡(プロフ) - めっちゃ心が死にかけてバクバク音鳴らしながら見てましためっちゃ続編楽しみにしてます!!!!!!! (2021年10月7日 21時) (レス) @page50 id: 22b34aab1f (このIDを非表示/違反報告)
伊弉冉アリスさぶ - 続編おめでとうございます!照明が落ちてきたときはドッキドキして続きを待っていましたが、ちゃんと生きているようで。良かったです… 続編、お待ちしております! (2021年10月7日 20時) (レス) @page50 id: c2abd4fe86 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - マジで泣きました。続編も頑張ってください。楽しみに待ってます!! (2021年10月7日 19時) (レス) @page49 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - すごい小説にひきこまれました。楽しみに待ってます。 (2021年10月4日 18時) (レス) @page44 id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃亭 x他3人 | 作成日時:2021年9月19日 17時