ちゃっかりさんと彼女さん3 (ページ11)

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アルバム① ページ11

『うわ、懐かしい…』

暇なので高校時代の
卒業アルバムを見ていた。

アイクさんと私は、
同じ高校に通っていたので
もちろん、アイクさんも写っている。

お互い、幼く見えるな…

クラスの集合写真くらいしか、
2人が正面を向いて写っているものはない。

しかし、自分がいる写真にも
端にアイクさんも写っているものもある。

『もっと、学生の時に写真撮っておけばよかったなぁ…』

ついつい、自分の写っている写真に
アイクさんが写ってないか探してしまう。

ツーショットではなくても、
一緒に写っている写真は嬉しいのだ。

『…あれ？』

この写真…

ア「なにしてるんですか？」

『わっ！』

突然、アイクさんに声をかけられ
驚いた。

ア「…そんなに驚くなんて、やましいことでもあるんですか？w」

『違うよ！高校のアルバム見てたの！』

そういうと、アイクさんも
アルバムを覗き込む。

ア「わ、懐かしいですね」

『でしょ？』

老けたなーw と
楽しそうなアイクさん。

それより、

『ねえ、アイクさん』

ア「ん？」

『この写真みて』

ア「？」