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ミナ「ねぇA」
大学の学食で、友達のミナと会話しながらカレーライスを食べていた。
「なに?」
ミナ「孤食ロボットって知ってる?」
「こしょく…?なにそれ」
ミナ「一人で寂しく食事を取る人に送られるロボットだって」
そんな、ロボットが送られてくるとかアニメじゃあるまいし。
ミナ「私の友達来たらしいの。その孤食ロボットが。」
「またまた〜」
私はそんなの信じてなかった。
有り得ないでしょ、そんな話。
ミナ「それがほんとなの!写真も見せてもらった!」
「どんな感じなの?」
ミナ「めっちゃ人間ぽかった!」
「ふ〜ん」
私はまだ信じてないよ。
その話は多分、ミナの夢の話かなんかだよ。
夢と現実がごっちゃになるのは私だってよくあること。
ミナ「もう、A信じてないでしょ?」
「うん」
ミナ「ま、いいや。Aの所にも来たら、それが本当だったって気付くから。」
来ないでしょ。
来るわけないじゃん。
ミナって天然なのかな?
ミナ「私のところにも来たりして…」
ニヤニヤ笑いながら楽しそうにカレーを頬張る。
仮にその話が本当だとしたら、ミナや私の元に届く可能性はある。
私たちは、一人暮らししていつも寂しくご飯を食べてるから。
信じてないけどね?!
そんな、ロボットなんて来られたら迷惑でしかないし…
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そると(プロフ) - 面白いです!更新がんばってください。 (2017年6月5日 17時) (レス) id: 5a58f069b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナミ | 作成日時:2017年5月18日 0時