【名探偵コナン】探偵の兄貴がうるさい【男主】４

百五十五話 ページ9

「Aお兄さん！早くしないと遅れちゃうよー！」

「おー！待って待って！俺だって準備が必要なんだってば！」


翌日。今日はガンバとスピリッツの試合だ。
え？記憶が戻ったのバレたのかって？うん。バレちゃった。
バレたのは2週間前のサッカー教室で。ミスったんだよ……懐かしい奴に会って衝動的に。


2週間前、俺はコナンらに連れられてサッカー教室にやってきた。なんでもプロサッカー選手が直々に教えてくれるっていう。


「Jリーガーですよ！」

「遠藤に今野！」

「楢崎選手に……」

「中村選手もいます！」


日本のサッカープレイヤーはあまり詳しくないんだよなぁ。高校時代サッカーはやってたしレギュラーだったけどプロには興味なかったんだよ。不思議な話だろ？


「あ！Aさん！」

「え？」


スピリッツのユニフォームを身につけている選手がやってきた。なんか見たことあるんだけどな……誰だった？


「すっげー！ヒデだ！」


ヒデ？分からん。本名聞かないと分からないな、やっぱり。


「俺です！覚えてないですか？赤木です！」

「赤木……」

「あの、すみません。今Aさんは」

「あーっ！思い出した！あっちゃんじゃねぇか！」


昔公園でたまたま会って意気投合して一緒にサッカーするようになったんだよなぁ！

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