【名探偵コナン】探偵の兄貴がうるさい【男主】４

百七十三話 ページ28

うひぃ……新一本気でやりすぎだろ！踏まれた足がまだ痛むぜ。ったく本当兄貴に愛情がない奴。


「うっひょー！来てみろよ蘭！選り取り見取りだぜ！お前も早く取ったほうがいいぞ！」

「ちょ、ちょっとお父さん！」

「おっちゃんはいつもこうなの？」

「ごめんね、Aくん。そうなの」


おっちゃんは小さくなっても歪みないままでいそうだな。いいよなぁ、あんな考え方で。


「そういや兄さんはバレンタイン貰ったりしたのか？」

「当たり前だろ！しかも超驚きの相手から！」

「はぁ？沖野ヨーコさんとかからか？」

「ブッブー！」


ふっふーん！仕方ないから教えてやるか！新一の耳元に近づいて小さく囁いた。


「ベルモット、だよ！」

「な！？テメェ何でそんな奴と！」

「仕方ねぇだろ。アイツそういうの厳しいし。そういや今日まだ渡してなかったな。帰りに買いに行くか」

「買いに行くかじゃねぇよ！何ちゃっかり仲良くしてんだよ！お前奴らに狙われてる身だぞ！？」


でもベルモットは言うほど悪い奴じゃねぇよ。ボスの命令には忠実すぎて笑えないけど。

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