【名探偵コナン】探偵の兄貴がうるさい【男主】４

百四十九話 ページ3

扉をガチャリ。ジャックはいない。まぁそりゃそうか。あんなマジシャン、すぐに見つけられるわけねぇよな。
階段を上って上に行き、機関室を見るとこれがびっくり。運転手まで綺麗さっぱり消えちゃった。


「とにかく列車をとめよう！」


機関室に入ってブレーキを探すけど、これも壊されちゃって使い物にならない。


「すっごい燃えてる。どうするの？」

「どうって……」

「それよりあの姉ちゃん探さねぇとヤバいんじゃねぇか！？」


いや簡単に言うけどどこにいるんだよ？まさか屋根の上とか？ハハハ！ないない！さすがのジャックでもさすがにね！


「いた！」

「はい！？」


いつのまにか登っていた新一が声を出した。嘘だろ。ジャックさんすげぇ。


「蘭姉ちゃーん！」

「蘭ちゃん！」


うわわぁ。ジャックが腰に結びつけてるロープ。よく見たら蘭ちゃんに繋がってるよぉ！


「このお嬢さんとはロープで繋がっている。俺が落ちたら彼女も一緒に落ちるというわけだ。さぁ、どう戦う！？」

「くっそぉ……！」

「焦っちゃダメだよ。コナンくん。相手をよく見るんだ。そしたら勝てる」

「天羽さん……」


え？俺がやらないのかって？ジャックさん相手に勝てる気はしないんだよ！それになんか行けないし！見えない壁だ！

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