三話 ページ4
コホン、と一息つくと眉毛がすごい男性が前に出てきた。腕を小さく広げて笑みを見せた。
「アーサー・カークランド。リーダーでセンターもやっている。イギリス出身。よろしく」
「本田菊です」
アーサーさんに続いてみんなが自己紹介した。やり終えるとアルフレッドさんは不満そうな顔をしてアーサーさんをつついた。
「納得できないんだぞー!リーダーとセンター、どっちも独り占めするなんて!センターはどうしようもないからリーダーをくれよ!」
「嫌に決まってんだろ!」
「ジョーンズがリーダーなんて考えたくねぇある」
「僕も〜」
耀さんとイヴァンさんも嫌そうな顔。イヴァンさんは嫌そう、というより笑顔だった。あの笑顔は営業スマイルかと思ってたけど……どうやら違うみたい。
「あー、すまない。桜庭。少々扱いにくい奴らもいるんだ。何か分からないことがあったらいつでも頼ってくれ。
……本来ならアーサーに頼ってくれと言いたいのだが、多分無理だろう」
リーダーでもないのにしっかりしてるなぁ、ルートヴィッヒさん。さすがドイツ出身というか何というか。
36人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんぱん - とても面白いです! 途中で出て来た2人に覚えがあるのですがw (2016年4月18日 23時) (レス) id: a931dcbd81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しげの2号 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年3月22日 21時