【APヘタリア】すれ違いハンバーガー

ハンバーガー８個 ページ9

翌日の朝。
私たちは気まずいままそれぞれの会社に向かった。



ルート「きたか、氷沢。
明日パーティーがある。
そのしおりだ。よろしく頼むぞ。」


『は、はい。』



パーティー。
アルフレッドさんの所の会社との友好パーティーみたいなやつ。
ウチとアルフレッドさんの会社は仲が良い。

だからこの日が私は嫌いだ。



フェリ「ベッラに会えるね！
楽しみ〜！」


菊「パーティーは好きじゃないんですがね…」


『私もです。』



菊さんと顔を見合い苦笑いした。



フェリ「えー？楽しいじゃん！
色んな人と話せるしね〜。」


ルート「俺も苦手だな。
あそことの会社は何故かぎこちないしな。」


『ですよね。』



私はそれ以外に嫌なことがある。
あそこにはあの人もいるから。




『お疲れ様です！』



仕事を終えて会社を出る。
今日は外食でもしようかな。

来た場所はファーストフード店。

アルフレッドさんと来た思い出の場所。



『いただきます。』



チーズバーガーを頬張る。
ハンバーグとかでもよかったけど今はそんなに食べられないから。

にしても寂しいなぁ…。


一人で食べていると机にカタンと音をたて誰かが前に座った。



『フランシスさん！』


フランシス「こんばんは、Aちゃん。
失礼するよ？」


『あ、はい！』



フランシスさんが微笑んだ。

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