ハンバーガー1個 ページ2
12時。
日付が変わった。
なのに、あの人は帰ってこない。
ご飯を食卓に置いてあの人を待つ。
とうに冷めきっている。
アル「ただいま。」
『!おかえりなさい!』
笑顔で玄関に迎えに行った。
アルフレッドさんの表情は険しかった。
アル「まだ起きてたのかい?
9時に帰って来なかったら寝てていいって、前にも言ったじゃないか。」
『ごめんなさい…
でも、一緒にご飯を食べたくて…
冷めきってるけど温めなおします!
なので「悪いけど。」え?』
アル「俺上司と一緒に食べてきたんだ。
今夜はいいよ。」
『で、でもそんなの一言も…』
アル「仕方ないだろ?
急な話だったんだからさ。」
そう言うと部屋に戻っていった。
……また、そうなんだ。
私は静かにアルフレッドさんの食器を片付ける。
アルフレッドさんは基本的に私と一緒に食べたがらない。
大抵は上司と食べたと言ってる。
でも私は知ってる。
キャバクラに行ってることくらい。
いつも誰とも会話を交わさずご飯を食べる。
思い描いていた結婚生活とは程遠く。
静かに一日を終えるのが私の結婚生活だ。
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しげの2号(プロフ) - れむさん» さすがですね!コメありがとうございますございます! (2015年4月10日 6時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
れむ - パーティーにまで水道管持ってきてるイヴァンさん流石です。 (2015年4月9日 23時) (レス) id: 547208fa2f (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - ♪さん» エキサイトさん頼りましたw (2015年4月3日 14時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
♪ - ロシア語すげえ~! (2015年4月3日 14時) (レス) id: 5f245aeec6 (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - メーア=シュネー@ソビイズ領《小型戦艦海雪》さん» 分かりました!ありがとうございます! (2015年4月1日 19時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しげの2号 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年2月27日 21時