ストーカー 【rbr】 ページ7
「ロボロお前、彼女できたらしいやん」
「裏切り者ぉお！！」
珍しく取り乱すトントンに、煙草をふかして目を見開く鬱。
シャオロンは頬づえをつきながら目の前で照れたように笑う男を眺めた。
「ふーん面いいんか？」
「ロボロにもったいない感じの美女やったで」
「写真見せよか？」
ロボロが画面を何度かタップし、スクロールした後に液晶画面を三人につき出す。シャオロンは既に拝見していたようで背後からソレをのぞき込んでいる。中の女は金髪で肩につきそうなショートボブの髪型をしていて顔立ちはとても整っていた。正面からではなく、カメラ目線ではなかったものの美しさは十分に伝わってきた。
「こんっ、こんな」
「いやぁ！悪いなトントン！一足先に春手に入れさしてもらいましたぁ。Aちゃん可愛いやろ？いや可愛いよりも美人系やで。少しカメラ目線じゃないのが残念やけど写真嫌いやしくて全然こっち向いてくれへんねん寝顔はめっちや可愛いし基本的にはキスとかもしたいんやけど嫌がるからなハグとかのスキンシップから段々ハードルあげていこうと思うねん照れたときに少しはにかむところがもうほんまにかわいい〜近寄ると少し怯えた顔すんのもそれもまた愛嬌というか、大先生間違っても手は出さんといてな出したりしとったらお前ほんまに殺してまうかもしれん今日もデートやねん。もう準備あるし帰るわ」
一息に、喋った。彼の瞳は草食動物を狩る肉食動物さながらのギラギラとした瞳で終始真顔であった。彼の執着心やすこし変態なところは今に始まったことではないが少し異常である。
ブブ、ッ
『ひ、ッ』
金髪の、ロボロの写真に写っていた女が鋭い悲鳴を上げた。メールが着ていた。怖さを押し殺すためにスマホをバックの底へと押しやって家へと一目散に走った。もう、大丈夫だ。部屋からは電気が漏れている。ドアノブに手をかけて回し固まる。
『あれ？私電気──────』
次の瞬間Aは勢いよく部屋に引きずり込まれ無情にも大きな音を立てて鍵の閉まる音が響いた。
─────
書いててすこし怖かったです。
私的にはちょっと気持ち悪いﾛﾛﾛさんがすきです。気づいたらこの人ばっかり。
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り〜。 - ストーリーが毎回凄くて、短編で読みやすくて飽き性の私でもスラスラ読めました！！なぜ延びないのかとても不思議です。こんな凝った話を作るなら100大変だとは思いますが、更新頑張ってください！ (3月14日 9時) (
レス) @page27 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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