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ひろいもの ページ24
耳を切り裂くような激しい爆発音。深い深い地下までに及ぶ地響きや阿鼻叫喚の声。
地下に降りるまでの道の途中に固くて頑丈な鉄格子があつらえてあって外からの侵入者を拒む。その奥には、傷だらけの真っ黒い髪をした女の子が膝を抱えて座っていた。日が届かない。暗くてじめじめしたこの上なくさいあくな場所で。
こつ。こつ。こつ。
足音がする。
──────近づいてくる。
ドン、ガシャン、ガシャァアン！！
と乱暴に鉄が断ち切れたような音がする。少しだけ少女は目を丸くする。少女の目は薄いオレンジ色でぐるっと螺旋をかくような瞳をしていた。現れたのはスカイブルーの蒼空のような青さを持つ美しい瞳だった。きらきらと暗いこの牢屋の中でもきらめく金髪。男は少女を見て顔をしかめた後、しゃがみこんで目線を合わせる。後ろからもブーツのコツ、というオトがして赤い燃えるような瞳と目線がかち合う。
「…俺と一緒にくるか？」
「おおいっ、勝手にお前は何を言い出すんや」
『…』
冷たい瞳の色と裏腹に握りしめた手はとても暖かかった。
「お前名前は」
『…ナユタ』
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り〜。 - ストーリーが毎回凄くて、短編で読みやすくて飽き性の私でもスラスラ読めました！！なぜ延びないのかとても不思議です。こんな凝った話を作るなら100大変だとは思いますが、更新頑張ってください！ (3月14日 9時) (
レス) @page27 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
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