4 ページ7
『その前に、此処は一体何処なんだ?』
「あ、あなたは誰ですか?」
私達の問いかけに目の前の男は首を傾げる
「おや?君達、まだ意識がはっきりしてないんですか?空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ……まあいいでしょう。よくあることです」
「よくあるんだ……」
「では歩きながら説明してさしあげます。私、優しいので」
*
《in 中庭》
「ごほん。ここは“ナイトレイブンカレッジ”。世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まるツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です」
待て待て待て、聞き慣れない単語が多過ぎる
まさか私は外つ国まで飛ばされたのか?
「そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。ディア・クロウリーと申します」
「ま…まほうし……?」
「この学園に入学できるのは“闇の鏡”に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。選ばれし者は、“扉”を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる。貴方のところにも“扉”を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです」
「暗い森を通ったような……」
『私は違うのだが……』
上弦の零に飛ばされたと考えて間違いは無いはず
……あの隊士の安否が気になるが、今の私には何もする事が出来ない
____ただ、無事を祈るのみ。
「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの。学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです。古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?」
『相場って、どこの相場だ?』
「つまり、あの馬車に勝手にここに連れてこられたってこと!?」
さも当たり前の如く言う男に私も少年も戸惑うばかりである
因みに男_クロウリーに抱えられているグリムは何とか逃げ出そうと暴れまくっているが、逃げ出せる可能性は殆ど零に等しい程、無力であった
「むがーー!むががーー!!」
「さっ、入学式に行きますよ」
340人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり - ありがとうございます!これからもがんばってください!! (2020年8月20日 10時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - ゆりさん» ごめんなさい、書き方が拙くて上手く説明出来ていませんでしたね……; コメ欄で説明するには少し文字数が足りないので本編の方に解説載せます!そして嬉しいコメントありがとうございます、これからも頑張ります^^ (2020年8月20日 0時) (レス) id: b77228759e (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 13ででてきたどうして作り話になるのか分からないので解説教えてください!いつも楽しみにしています!がんばってください! (2020年8月19日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - ひめスカーレットさん» 此方こそコメント本当にありがとうございます、迚も嬉しいです。低評価に関しましては矢張り、自身の力不足だと思いますので精進します^^ (2020年8月1日 18時) (レス) id: b77228759e (このIDを非表示/違反報告)
ひめスカーレット(プロフ) - 神作品ありがとうございます。低評価する人達は何考えているのでしょうこんなにいい作品なのに (2020年8月1日 12時) (レス) id: b3971a6534 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒龍 | 作成日時:2020年3月28日 9時