9 《冷酷アンサー!》 ページ12
「──【
「ふぎゃっ!?なんじゃこりゃ!? 」
リドルがそう唱えれば赤と黒の奇妙な形をした首輪らしきものがグリムに付けられた
「ハートの女王の法律・第23条“祭典の場に猫を連れ込んではならない”。猫であるキミの乱入は重大な
「オレ様は猫でもねぇ〜っ!!こんな首輪すぐに燃やして……あ、あれ?炎が出ねぇんだゾ!」
「ふん!ボクがその首輪を外すまでキミは魔法を使えない。ただの猫同然さ」
どうやらあの首輪は魔法とやらを封じるものらしい
グリムは炎を出そうとヤケになっている
「に、にゃにー!?オレ様はペットじゃねーんだゾ!」
「心配しなくてもキミみたいなペット、こっちから願い下げだ。ま、学園からつまみ出される頃には外れてるよ」
「いや〜、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法。絶対に欲しい……じゃなくて。僕なら絶対にかけられたくありません」
アズールがリドルの魔法を褒めているが本音が漏れているせいで、リドルにジト目で見られていた
欲しいという事は彼は何らかの方法でその魔法を奪うことが出来るのかも知れない
「どうにかしてください!貴方の使い魔でしょう!?しっかり躾を『グリムはユウの使い魔とやらでは無いぞ。勿論私も違うが』え?貴方達のじゃない?」
「見知らぬケモノです」
『さっきから何度も言ってるじゃないか。其方が一向に聞く耳を持たなかっただけでな』
二人の傍から離れてユウの横に立ち、頭を撫でてやりながら告げると蓮もやれやれといった表情でクロウリーを見ていた
「……そ、そうでしたっけ?ごほん!では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しいので。誰かお願いします」
「ぎにゃー!離すんだゾ!オレ様は……絶対、絶対!大魔法士になってやるんだゾー……!」
魔法が使えないせいで人間に対抗する力が無くなったからか、グリムはあっさりと退場させられた
暴れていたのはよくないが、あれだけ必死になっているのを見ると何だか可哀想な事をしてしまったなと、少しだけ胸の奥が傷んだ
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ゆり - ありがとうございます!これからもがんばってください!! (2020年8月20日 10時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - ゆりさん» ごめんなさい、書き方が拙くて上手く説明出来ていませんでしたね……; コメ欄で説明するには少し文字数が足りないので本編の方に解説載せます!そして嬉しいコメントありがとうございます、これからも頑張ります^^ (2020年8月20日 0時) (レス) id: b77228759e (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 13ででてきたどうして作り話になるのか分からないので解説教えてください!いつも楽しみにしています!がんばってください! (2020年8月19日 22時) (レス) id: ea414cb9ae (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - ひめスカーレットさん» 此方こそコメント本当にありがとうございます、迚も嬉しいです。低評価に関しましては矢張り、自身の力不足だと思いますので精進します^^ (2020年8月1日 18時) (レス) id: b77228759e (このIDを非表示/違反報告)
ひめスカーレット(プロフ) - 神作品ありがとうございます。低評価する人達は何考えているのでしょうこんなにいい作品なのに (2020年8月1日 12時) (レス) id: b3971a6534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒龍 | 作成日時:2020年3月28日 9時