参拾捌 ページ44
「あははは!ぼく、きゅうさく!ねぇ遊ぼ、遊ぼうよ〜!」
「はいはい、大きくなったらね…って、ああああああああ!」
「手前ッ!」
可也遠くに居たと思ったが中也さんの姿を捉えた太宰さんが叫びながら凄い勢いで駆け寄って来た……猪みたいで少し吃驚する。
「中也ぁああ!何で君を組織に入れたと思ってるんだ、君は僕の犬だろ!」
「あ゛ァ!?」
「足が痒いと云われれば掻き、蕎麦が食べたいと云われれば蕎麦屋を脅して連れて来る。それが君の仕事だ!それを何だ、紅葉さんの直麾部隊?出世コォスか、順風満帆か!!而も世話係にAだぁ!?若いんだから下積みしろォ!そして何よりAを返せこのチビッ!!!」
「手前が云うなこの裏工作野郎!俺は俺の意思でポートマフィアに加入してんだ、手前の部下にも犬にもならねえ!後、見苦しい嫉妬すんじゃねえ!!返すかバーカッ!!!」
『相変わらず仲が善いですね、佳かったです』
「Aのそのズレた処も相変わらずじゃのう」
喧嘩する程仲が善いと云う言葉にピッタリ当てはまると思うのだが、私は何処かズレているのだろうか?
若しや身嗜みの方かと思い、自身の衣服等を見るがキッチリと着用出来ているので何処にもズレは無かった。
じゃあ、何がズレて……?
「お姉さん!ぼく、きゅうさく!この人が遊んでくれないし、意地悪してくるの。だから一緒に遊ぼ!」
『ええ、善いですよ。何して遊びましょうか』
考え込んでいた私に話しかけてきた久作を見て微笑ましそうに笑っていた紅葉さんは少しして私達から視線を外して近くに居た首領の方に歩み寄った。
「本当にこの二人を同じ組織に入れて善かったのかえ、首領殿?」
「金剛石は金剛石でしか磨けない、か…夏目先生、私と福沢殿に仰ったあの言葉今こそ確かめさせて貰いますよ」
_____之にて十五歳編完結。
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やったー、やっと十五歳編終わりましたよ
次からは黒の時代編迄の間の話を短編的な感じで書いていきたいと思ってます
話数の横に“”←で○○編みたいにタイトル書いておくんで気軽に読んで下さい
結構長めに書くので黒の時代編いつになるか判りません。でも若しかしたら直ぐかも((
(黒の時代編は続編の続編に書くつもりです)
シリアス展開入る前にほのぼのとかAの部下との出会いとか書きたいですね……
やっと他のキャラ出せる!!!!
ポートマフィア殆どだけど!!!!!
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黒龍(プロフ) - 様々なオタクさん» もしやSAOの……?() (2021年6月12日 19時) (レス) id: b77228759e (このIDを非表示/違反報告)
様々なオタク - ヴァッサーゴ?!ヴァサゴ?!POH?! (2021年6月12日 18時) (レス) id: eccd7c5314 (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - 布教する猫さん» コメントありがとうございます!更新に関しましては不定期になりますが頑張ります^^ (2021年1月16日 11時) (レス) id: b77228759e (このIDを非表示/違反報告)
布教する猫(プロフ) - すっっごく面白いです!!更新頑張って下さい!!(* ´ ▽ ` *) (2021年1月14日 20時) (レス) id: 0899319726 (このIDを非表示/違反報告)
黒龍(プロフ) - じしゃくさん» コメントありがとうございます!そして、そこに気付いて頂けて凄く嬉しいです……!! (2020年3月29日 17時) (レス) id: 9b97ad947e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒龍 | 作成日時:2018年5月21日 1時