26話 ページ28
ユウ
ずっと逃げて、ずっと走って、そろそろ限界が来た
ユウ「(い、息が.....)」ハァハァ
ひとまず、さっき見つけた小屋に隠れたけど見つかるのも時間の問題だった。
エース「チッ.....あの怪物野郎、鏡の前にうろちょろしやがるから鏡に飛び込めねぇ.....」
グリム「どうするんだゾ!早くしないと日が昇っちまうし、オレ様達の努力が水の泡になるんだゾ!」
ユウ「ちょっと、待って.....考えるから...」
デュース「お前だけで考えようとするな。なにか打開策があるはずだ...」
『あんた達ね堅く考えすぎ』
Aちゃんの声が聞こえたと思ったらAちゃんは僕の頬を指でつついた。
Aちゃんのいたずらっ子のような笑みが、なんだか安心した。
エース「じゃぁ、お前、何かいい考えあんのかよ」
『もちのろん。上手くいけば全員帰還END。でも失敗したら私がかけることになるかもだけどね』
ユウ「え.....」
デュース「それって、どういう.....」
『私、こういうこと考えるの苦手だからこの方法しか思いつかなかった。ごめんね』
その時のAちゃんは悲しそうな笑みを見せた。
『ってことで行ってきまーす』
ユウ「え、ちょっと、Aちゃん!!」
止める暇もなく、小屋から出ていってしまったAちゃんは丸腰で怪物の目の前に立つ。
『おい、そこの怪物!』
「イシ.....イシカエセ.....」
『ごめんなさいね怪物さん。いや、七人の小人さんと呼んだ方がいいかしら。まぁ、石を持ったやつはとっくに鏡の中に飛び込んで学園に帰ったよ』
ユウ「(Aちゃん何をしているの!?)」
Aちゃんは僕達に分かるように鏡に行けというサインを送っていた。
グリム「ア、アイツ.....オレ様達のためにまさか囮になっているのか.....?」
エース「は、はぁ!?なんのために?だってアイツは魔法は使えないはずだし」
ユウ「エースくんとデュースくんとグリムくんを優先してるんだと思うよ」
デュース「え?」
エース「え?」
グリム「え?」
エース「だ、だからなんのために」
ユウ「まだ分からないの?Aちゃんがさっき言ってたでしょ!闇の鏡に選ばれたあんた達が退学とか私は納得しないって!!全部お前たちのためなんだよ!」
エース「っ」
「カエセエエエエエ!!!」
Aちゃんは手を前にして、空中で怪物の手をおさえている。きっと超能力でやっているんだろう。
ほんとにAちゃんをおいて言ってしまってもいいのだろうか...
194人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イチゴまんじゅう - この作品と同じような作品を見たことがあるのですが…もしかして、パクリですか…?それならいますぐやめた方がいいよ………………………………………………………………バレテルカラネ (2022年4月12日 21時) (レス) id: 4f85a5269a (このIDを非表示/違反報告)
むふ - あぁ、それと。私のコメントを見て不快に思ったのなら、私のコメントを消してもらっても構わないです。 (2021年10月15日 17時) (レス) @page2 id: 931356de7e (このIDを非表示/違反報告)
むふ - ただですね。悪役だけを。を読んでいるこちら側としてはちょっと不快に思うことがあるんですよね。てゆうか、無意識に同じと言っても似すぎていませんか?ストーリーの構成が。一回あっち側(悪役だけを。)の作者様に確認とるとかしたらどうです? (2021年10月15日 17時) (レス) @page2 id: 931356de7e (このIDを非表示/違反報告)
むふ - こんばんは。この作品、悪役だけを。という作品を真似していらっしゃるのですか?貴方にその気がなくても、真似されている作者様の気持ちを考えたことがありますか?別に、貴方が悪いと言っているわけではないんです。 (2021年10月15日 17時) (レス) @page2 id: 931356de7e (このIDを非表示/違反報告)
雪見だいふく(プロフ) - 名無しさん» まじですか!?多分他の作品も読んだことがあるので無意識に同じふうに書いてしまったのかもしれません...けして真似した訳ではないです!m(*_ _)m (2020年5月30日 16時) (レス) id: 17a47f7bb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪見だいふく | 作成日時:2020年4月27日 16時