→ ページ19
Aside
『うっ…』
突然首をしてられたような感覚になる
でもこの場には私しかいない
私は首元に目線を下げる
…私が私の首を絞めてる…？
そんな馬鹿な！
なんでなんだなんでなんで！？
『う…ぁ』
私の気持ちとは反対にどんどん絞める力は強まっていく
このままじゃ…私
別にこの世にやり残したこと
思い残しなんてない
…ないはずなのに
私の中の“生きたい”という感情が
私を操る
自然と涙が溢れてくる
あ…
だんだん目の前がぼやけてきた…
酸素が足りない感じでなんだかクラクラして…きた
私、死ぬんだ
そう死を覚悟した時
『残念だったね』
突然“私の口から”裏の声が聞こえた
いままでは私の中でだけ響いていた声
それが現実へと現れてきている
『ど…して』
息が続かない中私は途切れ途切れ言葉を発した
『ねぇーえw酸素足りないのに、無駄にしゃべっていいの？』
『ぐっ…ぁ、それ…は』
バンッ
さ「A…？」
『う…あぁ』
きっとさとみくんの目に写っているのは自分の首を絞めている私の姿
簡単に言えば自さつしようとしている私の姿
さ「何やってんだよ！」
さとみくんは私の首から私の手を無理矢理に剥した
さ「…どういうことか…説明してくれる？」
あぁ、いつかみんなに話さないとなって思ってた二重人格
こんな形で話すことになる…とはね
また、なーくんに迷惑かけちゃうな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜華 - 面白かったです！^.^ (2020年12月4日 22時) (
レス) id: 2a8bc95d96 (このIDを非表示/違反報告)
名無し14588号(プロフ) - 鶴さん» コメありがとうございます！更新の励みになります！ (2019年5月27日 22時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月27日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
名無し14588号(プロフ) - Kanade(カナデ)さん» いつもコメントありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月8日 16時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
Kanade(カナデ)(プロフ) - 楽しみに待ってます！ (2019年5月8日 16時) (レス) id: e2d247e743 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：azusa | 作成日時：2019年5月8日 15時
