検索窓
今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:5,300 hit

知らないフリNo.6 ページ7

さとみside


ガチャ


作っておいた合鍵でその家の鍵を簡単に開ける


合鍵って結構簡単に作れるんだ、と思った


今頃憎きあいつは寝ているのだろうか?


俺がこうしてきていることも知らずに?ぐっすりと?


そう考えると自然と口角が上がってきた


…物音がする


まだ起きているのか?


リビングと廊下をつなぐ扉から光が見える


今はその光も眩しく感じる


直樹「だッ!誰だ!」


…やっぱ起きてたか


俺は少し残念に思ったがすぐにこう思った


寝ている間に殺してしまうのは勿体ない


起きてる間に苦しんでる姿をじっくりと味わいながら…


その方が俺にとってはいい


さ「俺だよ?直樹…くん?w」


直樹「ッ…!お、お前!Aの…」


さ「そう、彼氏」


俺はジリジリと近づいていく


だが相手はなかなか怯む様子を見せない


俺相手にだったら勝てるとでも思ってるのだろうか?


直樹「な、なんでいんだよ!」


さ「んー…こうするため?」


そう言って俺は隠し持っていたナイフを取り出した


その瞬間顔をゆがめて後ずさるコイツ


俺は必死に口角が上がるのを抑える


さ「…これ、どうするか分かる?」


直樹「し、知らねーよ…」


俺は後ずさるコイツに少しずつ近づいて壁においやる


さ「え?w本当はわかってるんでしょ?

…だから逃げるんだよね?」


直樹「し、知らねぇって…!?いッ…」


俺はうるさいコイツの心臓の当たりを狙って寸前で止める


いや、正確には少し当たってしまったが


さ「お前、なんでこーなってんのかわかる?」


直樹「し、知らね…」


さ「知らないなんて言わせないよ?」


そう言って少しナイフを相手側に動かす


直樹「ヒッ…わ、わかったわかったよ!

Aと…喋ったから…」


さ「…分かってんじゃん」


俺はナイフをすっと離した


その瞬間ほっと胸を撫で下ろすコイツ


そして俺に飛びかかってこようとする


…が、ここまでは全部予想内


俺はコイツをかわしてバランスを崩して床に倒れ込んだコイツの


心臓を今度はしっかりと、貫通するぐらいの勢いで刺した


…へぇ、人って心臓刺されて死んだらこんなんなんだ


面白いな


俺は血で染まったナイフを眺めた


さ「汚い」


俺はそのナイフを床に投げ捨てた


もちろん手袋は装着済み


指紋は残らない


Aのものしか美しくない


Aしか美しくない


…それ以外は全部汚い


俺はそっと家を出た

知らないフリNo.7→←知らないフリNo.5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:stpr , stm
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

azusa(プロフ) - 優@青い彗星さん» ありがとうございます!こう言って頂けて嬉しいです!頑張りますね! (2019年8月25日 9時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
優@青い彗星 - さとみくんのヤンデレ感がすごくイメージできてとてもいい小説だと思います!応援してます!頑張ってください(^-^)/ (2019年8月25日 4時) (レス) id: 54313a5dac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:azusa | 作成日時:2019年8月21日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。