検索窓
今日:11 hit、昨日:1 hit、合計:5,293 hit

知らないフリNo.4 ページ5

さとみside


さ「は?」


作業を終えてリビングに愛しのAを求め向かう


なのにリビングにはどこにもAの姿はない


Aがいる時はだいたいついてるテレビも消えてるし


別にトイレとかお風呂の電気が着いている訳でもないし


もしかして…外?


こんな時間に!?


俺は上着を着るのも忘れて外に飛び出した





どこだどこだどこだッ!


どこにいるんだ!


俺はとりあえず心を落ち着かせようとコンビニで飲み物を買うことにした


そして信号を待っていた時


愛しの君の姿が見えた


…要らないモノと一緒に


さ「A!」


俺がそう名前を呼ぶと振り返って俺を目で捕えるA


『さとちゃ…?…!さとちゃん!』


俺に気づいて名前を呼び返してくれる


愛しい、愛くるしい


壊したいほどに美しい


でもその横にいる男のことが気になって俺は顔をゆがめてしまった


信号が青に変わるのが待ちきれなくてギリギリの位置に立った


Aが横にいたら


鈴のような可愛らしい声で『危ないよ』って言ってくれるだろう


車がひと通り通り終わって信号が青になったと同時に俺は走った


そしてAを抱きしめた


『さとちゃ…?』


Aのか細い声を遮って俺は言った


さ「会いたかった心配した…いなくなっちゃったのかと思った…」


『…?違うよ?私はアイスを買いに来ただけで…』


確かにAの手には2つのアイスが入ったコンビニの袋があった


Aがいつも迷ってるアイスのうちの一つと俺がいつも食べてるいちごのソフト


さ「だって何も言わずに行っちゃうんだもん…」


心配したんだよ…?


『ご、ごめんってば…さとちゃん忙しそうだったからね?邪魔したくなかったの』


さ「Aが邪魔なわけないじゃん…」


何を言ってるんだ


直樹「俺邪魔っぽいから…帰るわ!wじゃあな!“また今度!”」


『うん!またね!』


…また今度?


何言ってんの?


さ「…誰あいつ」


ついつい俺の声が低くなる


『私の幼なじみ。前言ったでしょ?』


さ「あぁ…直樹ってやつね」


確かに前聞いたことがある


けど幼なじみだからって関係ない


君のまた今度なんてこないよ?


…待ってて


俺とAを邪魔するなら…しょうがないよね?

知らないフリNo.5→←知らないフリNo.3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:stpr , stm
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

azusa(プロフ) - 優@青い彗星さん» ありがとうございます!こう言って頂けて嬉しいです!頑張りますね! (2019年8月25日 9時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
優@青い彗星 - さとみくんのヤンデレ感がすごくイメージできてとてもいい小説だと思います!応援してます!頑張ってください(^-^)/ (2019年8月25日 4時) (レス) id: 54313a5dac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:azusa | 作成日時:2019年8月21日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。