知らないフリNo.12 ページ13
さとみside
同窓会？
そんなん何あるか分からねぇだろ
…そんなの、一人で行かせるわけねぇだろ
俺はAを見送ったあと変装をして急いで家を出てAのあとを着けた
Aったら可愛らしいワンピースで無防備に歩いてるんだもん
1人にできないや
Aは俺に気づきやしない
ほんと危なっかしいなぁ…w
俺は愛しいAの背中を眺めながらあとを追った
〜
しばらくしてAがある1件の居酒屋に入った
どうやらそこが同窓会の会場らしい
…同窓会か…最近行ってないや
なんて考えながら俺もそのAたちの近くの席に着いてとりあえずお茶を頼んだ
そしてAだけを見つめる
Aは明るくて誰に対してもフレンドリーだから女友達も多いんだろう
そう思っていた
さ「は？」
俺は思わず持っていたお茶の入ったグラスを滑らせるところだった
なぜならAの隣に率先して座ったのは男だったから
片方は女だけどもう片方は…
俺は真っ黒な瞳で名前も分からないその男を見つめていた
〜
1時間ぐらいがたったころ
俺はスマホを弄っていた
居酒屋で1人で1時間もいるもんだから店員さんにはかなり怪しまれてるけど
そんなのはどうだっていい
俺はパッと顔を上げてAに視線を送った
さ「は？」
思わず持っていたスマホをテーブルの上に落としてしまった
幸いそこには食器はなかったのだが…
そんなことはどうでもいい
Aがキスされた？
いや、確かに同窓会だしお酒も飲むだろうし酔うだろうけどさ
は？
俺は嫉妬心で今にでもAの隣に座る男に殴りかかりそうだった
ていうかなんでAも気にしないんだよ
なんで…なんでなんで…！
店員「お、お客様…？」
さ「え、あぁ…はい」
店員「大丈夫…ですか？」
店員さんは俺を指さして言った
さ「あ…」
俺はいつの間にかお茶の入ったグラスを倒してしまっていた
それに一点を見つめてぼーっとしてたんだから
そういう反応にもなるわな
さ「…すみません」
店員さんにテーブルを拭いてもらいながら俺は決心した
名前も知らないあいつを…
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azusa(プロフ) - 優@青い彗星さん» ありがとうございます！こう言って頂けて嬉しいです！頑張りますね！ (2019年8月25日 9時) (
レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
優@青い彗星 - さとみくんのヤンデレ感がすごくイメージできてとてもいい小説だと思います！応援してます！頑張ってください(^-^)/ (2019年8月25日 4時) (レス) id: 54313a5dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：azusa | 作成日時：2019年8月21日 22時
