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Aside
?「A!A!」
ん…眩しい
『ん…』
な「あっ!起きた!」
さっきの声はなーくんだったのか
ていうかどういう状況?
る「A過呼吸で倒れてたんですよ?」
え、まじか
全然覚えてない…
さ「全く覚えてないって顔してるね」
『あ、うん』
り「何かあったの?」
『いや、特には…』
って言ったら嘘になるかもしれないけど
あの時見た糸とか…
でもあれは実際にあるわけじゃなくて
私にだけ見えていた幻覚なのだから
言ってもしょうがないでしょ?
じ「ならいいんやけど…」
『大丈夫だよ、心配かけてごめんね』
みんなはまだ納得しないような表情で首を縦に振る
こ「ほんとに無理してない?」
『え…』
無理…って言われても無理しないってことがよくわかんないし
そもそも無理してるって感覚すらも分からなくって
『わからない…』
こ「分からないってなんだよ…」
『分からないんだよっ!』
だめだみんなを傷つけちゃうからっ
止まって私
止まってよッ!
『いいよね!みんなはさ心があって感情があってさ!』
な「A…」
『私にはそれがないの!分からないのッ…だからさ…ほっといてよ』
私は少し笑みを浮かべて言う
私が私じゃないみたい
言ってることはたしかに私の思ってることだけど
これを言いたいとは思ってなくて
『ねぇ、ころちゃん』
私はころちゃんの前に立って言う
『私ね、ころちゃんのそういうとこ大好きだよ?でもね大嫌いでもあるの』
目を見開いて驚くみんな
り「ねぇ、Aそろそろそれぐらいに…」
『うん、そうだね、終わらせよう』
私は息を吸って言った
『この幸せな日々を』
さ「それってどういう」
『私はさやっぱり幸せになんかなっちゃダメなんだよ』
る「そんなことあるわけっ!」
『それがねあるんだよ、逆らっちゃいけない世界の法則ってのが』
私はるぅとくんの唇に人差し指を当てて言った
『だから終わりにしよ、この幸せな生活を
あっ、もちろんみんなはそのままいつも通り過ごしてもらって構わないから安心して』
な「まって!」
『それじゃ、今までありがと、こんな私にも優しく接してくれたみんなが大好きだった
でもその反面大嫌いでもあった』
じ「ッ…!」
『だって離れづらくするんだもん、離れたくなくするんだもん
でも、さよなら
みんななら今からでももう一度幸せになれるから…』
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azusa(プロフ) - 運子さん» 作者もみんなから愛される人になりたいです…wこれからも頑張りますね! (2019年7月30日 8時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - みんなから、愛されてるっていいなぁ。面白かったです!これからもがんばってください!(。・・。) (2019年7月30日 3時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し14588号(プロフ) - 彗星の羽衣さん» どストライク!?めちゃくちゃ嬉しいです!多分今私顔にやけてます…w (2019年5月20日 7時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
彗星の羽衣(プロフ) - なんだこれ...なんだこれ!?私のドストライクです!これからも更新を楽しみに待っています(о´∀`о) (2019年5月20日 2時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
名無し14588号(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年5月18日 10時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:azusa | 作成日時:2019年4月27日 16時