な組の女子メンバー

いい子…じゃないよ ページ16

Aside

な「だから…Aはいい子だよ」


そう言ってなーくんは私の頭に手を乗せた


『それ言ったらなーくんもでしょ？』


そう言うとなーくんは悲しそうな目をして


な「俺は…違うよ」


と言った


なーくんは優しいし、強いし、


地獄の人生を味わってきた私からしたら神様みたいな存在だった


…私の過去についてはまた後ほど…ね？


『なーくんがいい人じゃなかったら私は何を信じて生きてけばいいんだろうね』


私は窓の外を眺めて言った


私の目に映る景色は気持ち悪いほどに晴れていた


その、美しささえも醜く見えてしまう私はほんとにひねくれていると思う


な「自分を信じて生きてけばいいんだよ」


なーくんはポツリと言った


な「自分だけを信じて、他の人を利用して…生きればいいんじゃない？」


利用…か


『なーくんとか…メンバーを利用しろってことだよね…？』


な「そうなるかな」


『なーくん、それは無理だよ』


私はなーくんを見つめて言った


『少なくとも私はメンバーが好きだから、利用するなんて出来ないよ』


するとなーくんは驚いたような素振りを見せてから落ち着いた様子で言った


な「そっか…Aはほんとにいい子だね」


そして頭をぽんぽんと2回してから自室へ戻って行った


なーくん


私はいい子なんかじゃありません


もちろんメンバーは大好きです


だけどまだ、信じきれていないようです…


(｡-ω-｡)----------ｷﾘﾄﾘ線----------(｡-ω-｡)

こんばんは！

駄作者のazusaです！

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