全てを否定された私は…【stpr】

大人組と子供組 ページ44

さとみside


り「なんか情報あった！？」


子供組はAの家を


俺たち大人組は聞き込みをして


合流


情報を交換する


何か情報は見つかったのだろうか？


こ「こっちは鍵がかかってなくて玄関に鍵が置いてあったってと

あと…これ」


そう言ってころんが出した…これは…


紙？


なんでそんなのが…


な「なにそれ？」


る「…Aの…置き手紙？」


じ「…ｯ！」


さ「内容は？」


ころんは黙って俺にその手紙を渡した


声に出して読めない内容なのか？


それとも読みたくない内容？


それとも…読んだら涙が出てくるほど残酷な内容？


俺はとりあえず丁寧に折りたたまれた手紙を開いて


内容を確認した


さ「…」


じ「じゃあ…」


その時俺の中で何かが繋がった音がした


る「で？そっちの情報は？」


な「こっちは昨日電車の切符を買うAを見たって…」


り「電車？わざわざ？」


こ「地下鉄も使えるのに…？」


そこだ


地下鉄の方が遥かに便利


なのにわざわざここから少し離れた場所にある


電車を使ったわけ


それは


さ「地下鉄は通ってなくて電車は通ってる場所」


そこにAはいる


じ「すぐに探そう？地下鉄は通ってなくて電車は通ってるとこ？」


俺たちはとりあえず家に戻ってインターネットで調べることにした


何点か条件のあっている場所が見つかった


なんで？こんなに急に消えちゃったの？


俺を唯一信用させた女なのに？


俺の心を開いといてそうやってまた捨てるの？


俺はいつの間にかさ


Aがいないとダメな人になっちゃったっていうのに？


Aのせいだよ


こんな気持ちになったのは


だからその責任ちゃんととってくれるまで


Aがどこに行こうと追いかけるから


見つけるから


だから待ってろ

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