全てを否定された私は…【stpr】

続き ページ43

ころんside


なんなの…これ


僕は手紙をみて驚いた


今までAが思ってきたことが


僕には全く分からなかったことが


この手紙に全部書いてあって


まるで僕とは正反対な考え方で


でも何より紙が2枚重ねられていてのりで貼ってあることに疑問を覚えた


なんで？


なにか…隠された何かが…？


僕は自然と紙を手に取って


丁寧に2枚の紙を剥がしていた


る「ころちゃん！？」


り「何して…って」


こ「これ…」


もう一枚の紙には


“隠されたもうひとつのメッセージ”があった


〜


みんなのこと大好きだから


みんなとの時間は一生の宝物だから


ちょっとの間でも一緒にいてくれてありがとう


〜


ってさ


この時僕色んな感情がごちゃ混ぜになっちゃって


自然と目から涙が溢れた


僕達のこと好きだったんでしょ？楽しかったんでしょ？


じゃあなんでいなくなっちゃったの？


嬉しさ、悲しさ…


気づけなかった悔しさ


それとともに僕は気づいてしまった


僕はAのことが好きだ


世界で誰よりも


なのになんで、今まで気付かないふりをしてたんだろう？


本当は心のどこかで気づいてたんだろ？


ならなんで


その気持ちに素直になっとかなかったの？


失ってから気づいてももう遅い


1度失ったものを取り戻すには


長い時間がかかるってのを僕は知ってる


失うのは早いけと


それを戻すのは倍以上の時間が…月日がかかるってのを


僕は…


何度も見たことがある


僕は止まらない涙を拭って決心した


いつまでも泣いてたって仕方がない


やって見なきゃ分からない


Aがもうここには戻らないと強く決心したのならば


僕は絶対にAを見つけよう


そう、決心しよう


僕はAが好きだから


この気持ちを…伝えなきゃ


今のままの取り繕わないAが


僕の心には必要不可欠なんだって


だから戻ってきてって


伝えなきゃ

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