全てを否定された私は…【stpr】

続き ページ18

莉犬side


俺たちが殴られ始めてから結構経ったと思う


いや、実際そう感じてるだけでそこまで経ってないのかもしれないが


殴られ過ぎて痛みも感じなくなってきたよ


まぁ、こいつら他の人にばれないようにか顔とか見えるとこは


攻撃してこないから


というかAちゃん大丈夫かな…


まさか襲われてたり…


ふと、嫌な予感が頭をよぎる


で、でも変な声は聞こえてこないし…ね？


俺は自分自身を安心させようとそう考えた


その時だった


キーンコーンカーンコーン…


やっとだ！やっとなった！


それでも男らは殴るのをやめる様子がない


でも…


バンッ


さ「莉犬！」


り「さとちゃ…」


やっぱり来てくれた


安心して俺の眼から雫がこぼれた


さ「お前ら何してんだよ！」


そう言って男らを次々と倒していくさとみくん


その間になーくんとジェルくんが来た


り「なーくん、Aちゃんはあっち…」


な「わかった、ありがと、莉犬君」


そう言ってAちゃんのところへ走っていった


実はさっき俺にできることは…って考えたとき


グループLINEで


莉犬2年の教室前の空き教室で殴られてる


って送っといたんだよね


だから授業終わるの待ってたんだ


まぁ、なーくんのお説教があるのは覚悟のうえで…


〜


Aside


バンッ


とドアが勢いよく開いたと思ったらやけに青野さんたちのいる方が騒がしくなった


な「Aちゃん！」


えっ？森野先輩！？なんで？


男3「誰だよお前」


な「それはこっちのセリフ」


そう言って男に回し蹴りをくらわす森野先輩


この男こんなに弱かったんだ←


じ「大丈夫？」


『え、あ、はい』


そう言って手錠をまじまじと見つめるジェル先輩


そして


バキッ


力ずくで壊しましたよこの人


な「ほら、行くよ」


森野先輩に手を引かれて私は保健室に連れてかれた


続く

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