バッドエンド作成委員会【stpr】２

心配してくれる仲間がいる ページ4

ななもりside


さ「なーくん！蒼井さんに…何もされてない！？」


俺の両肩を両手で掴んで揺さぶるさとちゃん


心配してくれんのは嬉しいけどさw


激しすぎてクビ取れそうなんですけど( ˙-˙ )


じ「さ、さとみ落ち着いて…wなーくん首取れそうやからw」


さ「あっごめん←」


ジェルくんありがとうジェルくんのおかげで俺の首は守られたよ←


さ「で！何もされてない！？」


な「うんwだいじょーぶだよw」


俺はニコッと微笑んでみせる


…何も無かったって言ったら嘘になるのかもしれないけど


蒼井さんの話で俺の心が少し動かされたのは否めないわけだし


でも、こんなに心配してくれる仲間がいる


だから俺は大丈夫


さ「なら良かった…」


ほっと胸を撫で下ろすさとちゃん


…誰かがこんなこと言ってたな


“嘘なんか簡単につける

ヒトは自分が生きるために欺きあって生きてく動物だ

だからどこかの醜い虫なんかより

醜いのはヒトだ”


※作者が適当に作った言葉ですのでこんなのは存在しません


って


だからさ


その優しさも


その勇気も


全部


“ツクリモノ”なんじゃないかなってたまに思うんだ


もちろんメンバーはそんな事しないって


そんな人達じゃないって


信じてないわけじゃないけど


だけどさ…


“嘘なんか簡単につける”から


俺は


この世の全てが


“偽善”に見えて


ぱっとみ悪いように見えるものほど


取り繕っていないように見えて


なにより嘘をついてなくて


純粋で綺麗なもののように思えてしまうんだ


“上に立つ人は嫌われる”


リーダーなんてめんどくさくてやりたがる人なんて少ない


けど、信じたいって思えたから俺は今


ここにいるんじゃないか？


なのにメンバーを信じきれてないなんて


リーダー失格だ


俺は俯いたまま


心とは正反対の晴天に少し腹を立てながら思った

任された任務→←壊される作戦

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