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バッドエンドの登場人物 ページ7

さとみside


…ん?


ここどこだ?授業中の教室?


やっぱりあれは夢だったのか…?


いや、違う


何かがおかしい、何かが違う


なんだ…?


俺は教室を見渡して考える


教室の花瓶に生けられた花?机の配置?


…机の数


机の数が圧倒的に少ない


そしてよく見るとクラスメイトもよくわからない人ばかりだ


…やっぱり物語の中に引きずり込まれた…のか?


それよりころんだ


俺が見る限りこの教室にころんはいない


違うクラスの“設定”ということなのだろうか?


本来なら俺ところんは同じクラスで仲良しだ


…ころんには迷惑かけてるし、何とかころんだけでも戻してやんなきゃ


俺は正直どうだっていい、どうなったっていい


まぁ、こんなよく分からない世界で一生暮らすとかはやだけど


俺はとりあえず社会の授業をぼーっと聞いて


休み時間を待った


…そう言えばあいつ


1年の蒼井さん


彼女は結局何者なんだ?


何を知っているんだ…?


…もしかして、今もどこかで俺達の動きを見ているのだろうか





さ「あのさ、ころんの教室って何組だっけ?」


俺は近くにいた女子生徒に聞く


するとわかりやすく頬を赤らめて


女子「さっ、3組ですっ!///」


と答える女子生徒


誰かわかんないけどサンキュー


さ「ころん!」


こ「…!さとみくん!」


ころんが教室から少し急ぎ足でこちらへ来る


さ「とりあえず屋上にでも行こう」


こ「そうだね、1時間ぐらいサボっても大丈夫っしょ」


そう言いながら俺達は屋上に向かおうとした


のだが


『…ダメですよ?そんなことしちゃw』


そんな声が聞こえたかと思うと俺達の体は無意識に教室に戻っていく


そんな不思議な現象に戸惑いつつも抵抗出来ないから


されるがまま


俺達はそれぞれの教室に戻った


さっきの声は蒼井さんの声だ


それにころんと俺以外には聞こえてなかったらしい


…俺達が授業をサボると目的を達成できない理由が何かあるのか


それとも…


“お前達は私の管理の元にある”という忠告なのか


俺は次の授業の内容なんて全く入ってこないぐらいにその事を考えていた

支配下の元にある協力者→←新たな協力者



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azusa(プロフ) - いちごパフェさん» 蒼井さんと遠井さんwww確かに読み違えそうですねw更新頑張りますね! (2019年7月8日 7時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - ↓話の感想じゃなくてすまぬ。この作品とっても大好きです!更新頑張ってください!続編も楽しく読ませて頂きます!! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 12100336d7 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - ジェルくんsideの時、蒼井さんを遠井さんと読み間違えてしまう。やばいな、私… (2019年7月7日 22時) (レス) id: 12100336d7 (このIDを非表示/違反報告)
azusa(プロフ) - Ruruaさん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年6月28日 7時) (レス) id: 569ecf34b4 (このIDを非表示/違反報告)
Rurua - すごい…物語の展開が好きすぎる…というかころんくんが好きすぎる… (2019年6月28日 7時) (レス) id: 7771d21199 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:azusa | 作成日時:2019年5月23日 20時

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