３４話 ページ34
本当は少し気づいてた…。
私とヘインを保健室に連れてった時も、私を倉庫に置き去りにした時も…私を襲った時も。
みんなの目はどこか悲しそうだった。
笑ったり、物にあたったりして誤魔化してたみたいだけど、あの目は確実だった。
やっぱり気になる。
BTSの本当の気持ちが…。
今は他の人を信じれないみたいだけど、きっと必ずいつかは信じてくれると思う。
だって仲間のことは信じているから。
すぐには無理かもしれないけど、BTSを変えられる気がする。
私の勝手な思いだけど、7人に心を開いて欲しい。
それに、学校のみんなのためにも変えなきゃだし。
さっきの様子じゃ、本当に家は無いみたい。
って言うより家出的な？
まぁ、あの体でどこに行ったのか…心配。
もし、また他の族に絡まれたら…
それに今は秋が終わる頃。
外はかなり寒い。
殴られた後だから服はボロボロだったし、絶対寒いはず。
お金も持ってたっけ…？
けど、あたしが運んだ時には財布は無かった気がする。
あーもうダメだ！
気になって、気になって仕方がない。
私は部屋に行きコートを羽織ると、ケータイと財布を持ち玄関へ走る。
その後をちょこちょこ付いてくるミルクを抱きしめ…
「心配だから行ってくるね、大人しく待っててね」
そう言い外に飛び出した。
するとちょうど誰かから電話がかかってきた。
「もしもし！」
ジウ「あ、A！？はぁー、やっとでたー」
そう言えば連絡するの忘れてた。
まずい…！
けど、今の私に時間は無い。
ジウ「あのなー…「おっぱ！！」
ジウ「んっ？！」
ごめんね…
「私、族の姫の約束守れなさそう！」
ピッ。
電話を切りまたかかってくるジウおっぱの着信を無視し、走り出した。
大丈夫。
私がセルの姫だってことは絶対に秘密にするから。
ただ、他の族と話してはいけないってやつ、守れそうにないや。
これからずっと…
けどおっぱ達が1番だから。
セルが1番だからね…
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きっと…。
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ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます！第2章の方もよろしくお願いします！ (2017年10月27日 21時) (
レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！(T ^ T)更新頑張ります！！ (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です！(T ^ T)励みになります！！<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり | 作成日時：2017年10月8日 14時
