３０話 ページ30
あのナイトの２人…強すぎる。
次々にBTSを倒していく２人。
あまりの凄さにびっくりしていた時、さっきの２人の言葉を思い出す。
"今回ナイトの奴らやべー奴２人入れたみたいでさ"
"その2人のうち1人は内臓破裂させたことあるみてーだし、"
その二人ってまさか…
気づいた時には遅かった。
倒れて動けないBTSに容赦なく殴り続ける２人。
ナイトの他のメンバーもそれを後ろで笑いながら見ている。
SG「ぐはっ！…」
苦しそうな声とともに口から血を吐き出す。
これ以上殴り続けたら死んじゃう…
キムナムジュンは腕を折られたのか、右手を掴んで耐えている。
見るに耐えられない状況だった。
《弱えーくせに調子乗ってんじゃねーよ》
《殺してやろーか？w》
そう言いながらチョンジョングクの胸ぐらを掴むと何度も何度も頬を殴った。
鈍い音が倉庫の中で鳴り響く。
「もう…やめて…っ」
そう呟いた言葉は2人の荒々しい声に掻き消されていく。
私は見ていられなくて、血だらけの7人に目を背ける。
しばらくすると、
《もういいわ、つまんねーし、帰るぞ》
誰かがそう言った。
ぞろぞろと歩いていく足音が無くなると私は、もう1度中を覗いて見た。
「…っ！」
初めて見た。こんなにボロボロなBTSは。
気づけば私は何も考えずに7人に駆け寄っていた。
近くに来て見れば、戦いの残酷さが分かる。
顔中傷だらけで、目を開けない人もいた。
「ねぇ、…」
どこに触れて大丈夫なのか分からず、差し伸べた手も言葉も止まる。
とりあえず、どうしよう。
ここに置いていく訳にはいかないし、家も分からないし。
どうしたらいいのか分からず混乱していると…
JM「うっ…」
パクジミンが目を覚ました。
「だ、大丈夫ですか！？」
駆け寄り聞いてみるが返事はない。
目は開いてて私を見つめている。
「あの…」
そう声をかけた時には目が閉じていた。
はぁ…しょうがない。
お父さんに頼んで、お手伝いさん呼んでもらお。
数十分すると大きな黒い車を２台連れお手伝いさんが２人来た。
「すいませんが、この人達を私の家まで運んでください。」
《承知しました。》
2人のお手伝いさんの手で全員運び終わると客室用の部屋に寝かせた。
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ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます！第2章の方もよろしくお願いします！ (2017年10月27日 21時) (
レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！(T ^ T)更新頑張ります！！ (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です！(T ^ T)励みになります！！<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり | 作成日時：2017年10月8日 14時
