２７話 ページ27
たくさんの人の中、少し急ぎ足で歩いて行くと、ちょど私の前の人で赤信号になった。
あー、今の渡りたかったー。
ここの交差点車通り多いから信号長いんだよね…。
信号を待ちの間、おっぱ達に遅れることを電話しようと思いケータイを鞄から出そうとした時だった…
《まじで、あいつら今日戦うの？w》
《ああw》
《BTSと、ナイトの奴らだろ？wちょーおもしろそーじゃんw》
私の前に並んでいた２人から聴こえてきた。
よく見れば少しガラが悪そう。
でもそんなことより、
BTS…って言ってたよね…。
それに、戦うってどーいうこと？…
私の心臓がドクドクと音をたてて焦り出しているのが分かる。
信号が青に変わり、周りの人が歩き出した。
「待ってくださいっ！！！」
私はその話が聞きたくて思わず２人を止めてしまった。
《あ？俺たち？》
話しかけなければ良かったかも。
この人達…すごく怖い…。
《なんか用？》
前髪が長く、片目が隠れている人と目が合う。
その目が鋭くて言葉に詰まった。
「あ…あ、その」
一回深呼吸をし、心を落ち着かせると、勇気を出して話した。
「さっきしてた話、よく教えてもらえませんか？」
《はぁ？何のこと？》
「BTSの事…」
《あーそれね、なんかナイトの奴らとやりあうみたいw》
「それ…ホントですか…？」
《あーうん》
ナイトのことならよく知っている。
隣の市で1番の族。
市で１位同士だから、それなりの戦いにはなると思う。
《君、BTSの何？》
「えっ、？」
前髪が長い人の隣にいた金髪の人に話しかけられる。
「別に、何にでも無いです。」
《じゃあ、なんで気になるわけ？》
「いや、ただ同じ学校だから…」
《同じ学校？って事は…〇〇学園なの！？》
「あ、はい。」
《うわー、あの学校BTSのせいで、やべーって聞くよな、大変そー》
その通りです。
「それより話戻りますけど、場所教えてくれませんか？」
《あー、隣市の〇〇倉庫だとか聞いた》
「そうですか！分かりました！ありがとうございます！」
私は2人にお辞儀し、駆け出そうとした。
《えっ！あ、ちょ！待て！》
すると2人に呼び止められる。
「何ですか？」
《おまえ、隣市まで走って行くつもりか？》
「急いで行きたいし、それしか方法がないんで…」
《倉庫まで、こっからめっちゃ時間かかるぞ？着いても終わってるかもだし》
「でも、しょうがないんで…」
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ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます！第2章の方もよろしくお願いします！ (2017年10月27日 21時) (
レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！(T ^ T)更新頑張ります！！ (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です！(T ^ T)励みになります！！<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり | 作成日時：2017年10月8日 14時
