２５話 ページ25
どのくらい泣いただろうか…。
涙が乾いて顔が痛い。
ヘインもやつれたように横に座っている。
トイレに行き、顔を見れば目が真っ赤だった。
ヘイン「A…ごめんね…」
「なんでヘインが謝るの…」
悪いのはヘインじゃない。
ヘイン「Aを助けてあげられなかった…」
「そんな…ヘインも捕まってたんだし、しょうがないよ、」
ヘイン「でも、私は何もされてない…けど、Aは…」
「いいの。ヘインが無事だったんならそれでいい。」
私は平気…だから…。
「帰ろ。」
そう言うと、こくんと頷くヘイン。
その日私はヘインの家に泊まらせてもらった。
なんだか、1人でいるのが寂しかった。
夜ヘインと会話しているとLINEの通知がなった。
ケータイを開き画面を見ると"ミンホ"と表示されていた。
あ、私…今日アジトに行ってないわ。
心配したのかな…？
ミンホ今日どうした?来ないから心配なんだけど。6:30
Aごめん。ちょっと用事があって…既読9:24
ミンホそっか…それって言えない感じのやつか?
Aううん!別に!ただ、友達と喧嘩しちゃっただけだから、
ミンホ分かった。何かあったら言えよ、相談に乗るから
Aありがとう。
やっぱり心配してくれてた。
トーク画面を閉じるとジウおっぱからも来ていて、２人の温かさにまた涙腺が緩む。
ヘイン「ジウさん達から？」
私の様子にそう聞くヘイン。
3人とも私のことなんでも分かっちゃうんだなー。
私が分かりやすいだけなのかもだけど。
「うん。ありがとうね、」
ヘイン「えっ？何が？」
「何でもない、笑」
私がこうしていられるのは3人のおかげ。
本当にありがとう。
次の日は2人とも学校を休んだ。
クラスの友達のLINE情報によると、BTSも学校には来なかったらしい。
１日ヘインといろんな話をして考えてみたけど、やっぱりBTSは謎だらけ。
本当に家がないのか、それならなぜこの学校に来れているのか。
先生達も何も言えない理由は何か。
学校に来ない日は何をしているのか。
分からない事だらけ…
けど、一番気になるのは…
なぜ、あの時…私を襲うのをやめたのか。
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ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます！第2章の方もよろしくお願いします！ (2017年10月27日 21時) (
レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！(T ^ T)更新頑張ります！！ (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です！(T ^ T)励みになります！！<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり | 作成日時：2017年10月8日 14時
