２１話 ページ21
「ヘイン…声、しなかった？」
ヘイン「えっ？いつ？」
「今だよ、？音楽室の中から…」
ヘイン「嘘だ〜」
さっきの声が聞こえたのはどうやら私だけみたいだった。
いや、もしかしたら空耳だったのかも…。
ヘイン「もぉー何ぐずぐずしてんのー？先生来たらどーすんのよー」
「あー、ごめんごめん」
サボっていることが見つかるのが怖いのか、ヘインは足をジタバタさせていた。
「分かった、分かったから」
ヘインに押されるようにドアを押したが、音楽室の扉は防音対策のせいで厚くて少しばかり重い。
ゆっくり開いた扉の隙間からは何人かの男の人達が見えた。
嫌な予感がする。
けど、その予感もどんどん確信に変わっていった。
BTS…。
やっぱり嫌な予感は当たっていた。
間違いなくここには、私達が今もっとも会いたくないBTSがいる。
なんでこんなについてないんだろう…。
私とヘインが固まっていると、
JK「あ、また合った」
JN「最近よく会うなーw」
そう言って近づいてくる２人。
私達の後ろに回ると、キムソクジンに背中を押された。
いきなりのことに前に倒れそうになる。
その間にもチョンジョンググは扉の鍵を閉め、私とヘインは逃げられなくなる。
これから何をされるのか、嫌な考えばかりが頭に浮かぶ。
そんな私にキムテヒョンが
TH「ねぇ、昨日はどうだった…？w」
そう聞いてきた。
その笑顔がなんか悔しくて…涙が出そうになる。
どうせ私がヤられたと思っているんだろう。
「どうだったって…っ」
涙を堪えていると私の悔しさを消すかのようにヘインが言った。
ヘイン「残念だけど、あなた達が思っているようなことはされてないよ。」
ヘインが話すなんてびっくりした。
てっきり怯えているかと思っていたから。
JM「それ、どーいうこと？」
ヘイン「Aのことは、私の友達が助けた」
JH「はっ？冗談なら今のうちに白状しなー？w」
「嘘じゃない」
私達がそう言うとイラついてきたのか表情と態度が変わる。
TH「お前ら助けたってやつ、誰だ」
いきなり低くなった声に少し焦る。
ヘイン「だから私の友達だっTH「お前には聞いてない。そっちのやつに聞いてる」
さっきから私への視線を変えない。
その目、すごく嫌だ。
だって、全てを見透かされてそうで…。
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ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます！第2章の方もよろしくお願いします！ (2017年10月27日 21時) (
レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！(T ^ T)更新頑張ります！！ (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です！(T ^ T)励みになります！！<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり | 作成日時：2017年10月8日 14時
