１７話 ページ17
ヘイン「Aっ！！」
倉庫の外に出ると私とおっぱの元にヘインが駆け寄ってきた。
ヘイン「Aっ…ごめんっ」
「なんで、ヘインが謝るの…？」
ヘイン「もっと早く助けれれば…」
そう言って涙を流すヘイン。
ジウ「ヘインが俺に電話で助けてくれって言ってくれたから助けられたんだよ、」
もしかして…
「ヘイン、ずっと付いて来てたの？」
そう聞くとコクンと頷くヘイン。
ヘイン「だって、やっぱり心配だった。こうなるかもって思ってたし、」
「そっか…ごめんね、ありがとう。」
そうヘインには伝えたけど、2度とこんな真似はして欲しくなかった。
だって、今回はバレなかったけど、もしかしたら尾行していることがバレて、巻き添いになっていたかもしれない。
それが一番怖い。
ジウ「ミンホも本当は来たかったんだけど、今あいつ族の集まりに行ってて遠いとこにいるから駆けつけられなかった」
「いいの、ジウおっぱが倒してくれたし、」
ジウ「うん。じゃあ、帰るか、」
私はジウおっぱの腕から離れる。
ジウ「歩けるか？」
「うん、大丈夫」
ジウ「そっか、」
何分か歩くとヘインとの分かれ道になる。
ヘイン「じゃあ、私こっちだから…A、やっぱり家まで…」
「大丈夫、」
ジウ「俺がついて行くから気にすんな」
そう言ってもなんだか納得してなさそうなヘインだったがなんとか帰ってもらった。
その後ジウおっぱは私の家に着くまで一言も話さなかった。
「おっぱ、」
ジウ「誰の仕業だ」
おっぱに今日のお礼を言おうとした時いきなり聞かれた。
「えっ、」
てっきりヘインが全て話してしまっていたのかと思っていた。
ジウ「誰かにやられたんだろ、？」
そう言いながら私を見るおっぱは、今にもそいつらを殴りに行ってしまいそうだった。
「知らない」
だから今はこう言うしかなかった。
ジウ「そっかーおっぱには言ってくれないんだ」
「だから知らないってば、」
ジウ「まぁ、いいや犯人見つけるから」
ジウおっぱはそう言うと私を抱きしめた。
ジウ「辛かっただろ、あの日みたいに、」
あの日…
その言葉を聞くだけで嫌な思い出が思い浮かぶ。
そう。それは私がセルの姫になった日。
知らない族に襲われた。
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ことり(プロフ) - zundaさん» コメントありがとうございます！第2章の方もよろしくお願いします！ (2017年10月27日 21時) (
レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
zunda - 更新頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月27日 17時) (レス) id: 7f56a1e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - Komさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！(T ^ T)更新頑張ります！！ (2017年10月22日 15時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
Kom - すごく面白いです。更新されるのが毎日待ちきれないです。 頑張ってください。 (2017年10月22日 2時) (レス) id: 70c04576a3 (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - どんどんどんぐりさん» そう言ってもらえて光栄です！(T ^ T)励みになります！！<(_ _)> (2017年10月20日 7時) (レス) id: d22abc2665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり | 作成日時：2017年10月8日 14時
