報われない恋と知りながら (ページ4)

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それでも心は隠して行くページ4

「其処のお嬢さんは誰ですかねぇ」

「私は、未桜・アルハズラーと申します
お見知り置きを」

「俺はオビ。偽名とか色々ありますが…」

「そう言うの大歓迎」

「おぉ、まじですか」

このよく読み取れない表情とか、相手の仕草等で見極めるような目つきは嫌いじゃない

今度お酒一緒に飲もうかしら

「オビ？でしたっけ」

「はい、そうですよ未桜嬢」

「呼び捨てでいいよ。嬢とかキャラじゃない」

「なら未桜で、何ですか？」

「今日お酒飲まない？手土産にいいの持ってきたの」

「おぉ、賛成！」

気の合いそうな相手いて良かった

ミツヒデや木々は私に何か遠慮してる様に見えるから

正直言って近付きにくい

「お前ら、盛り上がるのも大概にしろよ」

「仕事をしてない主人には言われたくないかと」

「ストレートだね、未桜」

木々に突っ込まれちゃったよ

でも、これは事実

イザナと文書を送りあってたから耳にタコばりにわかる

そろそろ仕事をしてくれ