地獄にも擬人化がいるらしい【ヘタリア】【鬼灯の冷徹】

6話 ページ6

鬼灯「貴女はドMでしょう？ならもっと喜びなさいよ」









貴方はドSですよ、鬼灯









貴「すいません、ドMじゃないんで頭から足退けて下さいな」









頭すごく痛いんですよね、踵でグリグリしますし、この鬼ってどこまでSなんでしょうね









貴「あ、鬼灯！それ以上グリグリしないで下さい！マジで痛いです！日本さんも見てますし！」









日本めっちゃ、こっち見て苦笑いしてるんですよ、しかも哀れみの目も込めて









鬼灯「あ、すみません…この馬鹿がまたやらかして」









ん？









日本「いえいえ、百年単位の付き合いですし。もう馴れましたよ……
彼女の馬鹿さ加減には」









あれれ？おっかしいですねぇ……
何故目頭がこんなにあついんでしょうか、ジンジンしてきました









貴「よってたかってそんなに言わなくたっていいじゃないですか……」









拗ねそうです









鬼灯「なら、反省して下さい
貴女は新入りの唐瓜さんに重要な書類をやらせたんですよ。一体どこまで阿呆なんですか？」









日本「まあ、鬼灯さん
所詮はAさんじゃないですか
期待した分だけ無駄ですって」









所詮ってなんですか、それ聞き捨てならんです









貴「反省はしてます、でも後悔はしませんよ」









餡蜜美味しかったですし
全然後悔してない、後悔の『こ』の字もないです









鬼灯「貴女って人は………まあ、とりあえず帰って書類やって下さい
すごく溜まってるんですよ」









………………書類…………








本当に長い期間仕事サボっていたため
はっきり言って面倒ですね……









日本「鬼灯さん、ぜひともAさんを懲らしめて下さいね」









貴「善処します」

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