・ [ウジside] ページ4
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久しぶりの学校。
学校の前でマネージャーのヒョンにお礼を言って
車から降りる。
3週間ぶりの学校になぜか少し緊張する。
本当は昼に仕事が一段落する予定だったから午後の授業から出るつもりだったけど、スムーズに仕事が終わって早めに来てみた。
「お、ジフン来たのか。早いな?」
昇降口で靴を履き替えてたら担任が通った。
『…あ、先生。おはようございます。仕事が予定より早く終わったので』
「ん。おはよう。……そうか、お前も大変だなあ本当に。まあ今日一日楽しめよ」
『ありがとうございます』
4階にあるクラスに向かおうとしたとき
「……あ、あいつが毎日毎日会いたいってうるさかったぞ。ウジくんウジくんって。青春だなあお前ら…羨ましいわ」
担任が少し歩いたところで振り返り、それだけ言ってまた職員室に歩き出した。
……あいつ?
あいつって誰だ。名前言ってくれないとわからないんだけど…。
…とは言っても大体予想はつく。
というかその呼び方はあいつしかいない。
まあとりあえず教室に向かうか…。
道中、至るところから
「あれ、セブチの…」「イ ジフン君だ!」という声が聞こえてくる。
…無視だ無視。今日は無視だ。
対応するのはカラットが声かけてきたときだけにしよう。
なんて考えながらひたすら足を進めているといつの間にか4階に着いていた。
一番奥にある教室に向かって歩き出す…けど。
見られてる。
どんどん廊下がザワついて写真を撮り始める奴もいる。
早く教室入りてえ…。
「ウジくんっ?!!!??」
突然背後から大声で名前を呼ばれて肩を揺らす。…誰だよでっけー声…。
ゆっくり振り返ってみるとそこには、
『あいつ』がいた。
_____ソン A。
さっき担任が言ってた『あいつ』ってのはまさにこいつのこと。
俺と顔を合わせるたびに俺が好きだとか俺の好きな所を語り始めたり褒めちぎってきたりする超変わった奴。
実際他にそんな奴一人もいないしむしろみんなあんまり近寄って来なかったりするのにこいつだけは真正面から好意を伝えてくる。
俺のカトクを持ってる奴はメンバーと家族以外にこいつしかいない。
…こいつには教えても大丈夫だって気がしたから。
『…………はよ』
そう言って軽く手をあげた。
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ヒサギ(プロフ) - たーさん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…!頑張って良い作品にするので今後とも宜しくお願いします!笑 (2020年10月21日 21時) (レス) id: 9442b6ba6f (このIDを非表示/違反報告)
たー - ウジペンなので凄く嬉しいです!更新楽しみにしてます!! (2020年10月21日 9時) (レス) id: 0098ec1d75 (このIDを非表示/違反報告)
ヒサギ(プロフ) - ぽんさん» すみません。完全に忘れてました。最後に外そうと置いておいたのがいけなかったです…。本当に申し訳ないです、ご指摘ありがとうございました。以後気を付けます…! (2020年10月20日 16時) (レス) id: 9442b6ba6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒサギ | 作成日時:2020年10月20日 15時