3 -YOU- ページ4
・
小中高と学校の友達よりも
文字と仲良しだった私は根っからの本の虫で、
大学の進路も迷わずに文学部を選んだ
文学部と言っても･･･語学や心理学、
地学に史学に社会学から哲学分野に至るまで
幅広くあるわけだけど、
私が選んだのは東洋文学のコース
まさに、文学好きの私にピッタリと言えよう
ミカは史学を専攻していて
東洋文化史の講義がきっかけで知り合った
“「ねぇ！ここいいかな！？」”
たまたま隣に座った私に
彼女の方から話しかけてくれたのだ
私もミカも地元を離れ
見知らぬ地で１人暮らしする者同士で
明るく活発な彼女とはすぐ打ち解ける事が出来た
ここで心を開けるのはミカだけで、
私にとって彼女はかけがいのない存在
･･･だから、言えなかった
“ﾐｶ｢やぱい･･･私、
最近ソクジン先輩が気になる//｣”
私がソクジン先輩に
秘かに想いを寄せていた事を
ミカの恋路を邪魔しようなんて思わなかった
私はソクジン先輩は好きである前に
彼女の友達で、彼女が大好きだったから
“『頑張って』”
“ﾐｶ｢A〜、ありがとう！｣”
結局、私は･･･ミカがソクジン先輩に告白し
２人が付き合うようになっても
この胸の内を打ち明ける事が出来ず、
それは･･･現在もずっと進行形のまま
それでいいと思ってる
２人はすごくお似合いで、
楽しそうに笑い合うのを少し離れたところから
そっと見ているのも好きだった
ただ･･･
たまに、本当にたまにね
そんな２人を見て
なんだか寂しいなって思ったり
羨ましいなって思ったり
私、ソクジン先輩が･･･好きだなって思ったり
自分だけが世界から
取り残されたような気分になる時があるの
人の想いって、
どうしたら昇華させる事が出来るのかしら
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1543人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くたびれママ(プロフ) - さらんさん» 読んでいただいて、ありがとうございますヽ(*´∀｀)ノ第2章も作成予定なんですが、私事で遅くなってしまっていて申し訳ありません(T ^ T)近日中には…と思っているので、もう少しお待ちしてもらえたら幸いです！ (2017年6月10日 0時) (
レス) id: f766a5a92d (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - 読ませて頂きました。お聞きしたいのですが、2章は作成されていないのでしょうか？(;_;) (2017年6月9日 16時) (レス) id: 93f9788642 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - レイさん» お返事が遅くなってしまって申し訳ありません 汗 コメント本当に励みになります！気に入っていただけて本当に嬉しいですー！少しゆっくりの更新ですがこれからも頑張りますねー！ (2016年9月3日 12時) (レス) id: 5c2e9d1515 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - いいd('∀'*) 大好きな話しです。 私も手紙を書きたくなりました(^_^) 頑張って下さい。 (2016年8月27日 3時) (レス) id: e934ae8dcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃい、くたびれママ
x他1人 | 作成日時：2016年8月13日 0時
