３６ -TH- ページ9
■ﾃﾋｮﾝside
それはいつもとそう変わらない日だった
晴れでも、雨でもなく、
くすんだ色の雲が空を覆う曇りの日だったと思う
“いつになったら会えるの？”って
Aさんを誘い続けてやっと会えた日の事だった
ﾃﾋｮﾝ｢今日･･･旦那さん大丈夫なの？｣
「えぇ、今日は日勤だから
夜までは絶対帰ってこないわよ」
無神経な彼女は躊躇う事もなく
彼女と彼女の旦那の愛の巣に俺を招き入れる
何度来ても、この場所は居心地が悪い
揃いのスリッパに揃いの食器、
そうゆうのを見る度に胸がチリッとする
この女は汚い
俺なんてただの暇潰しにしか思ってない
それでも、
ﾃﾋｮﾝ｢ねぇ？いつになったら･･･
俺だけのものになってくれるの？｣
彼女を手に入れてみたいと思わずにいられない
「テヒョンはそればっかりね」
それは多分彼女が男という男に興味がないから
「でも、ごめんね？
私にはホソクがいるから
テヒョンだけのものにはなれないわ」
興味があるのは旦那だけ
ﾃﾋｮﾝ｢そんなに旦那が大事なのに
なんで他の男とこうゆう事すんの？｣
「さぁ、なんでだろう」
人として、女として、何かが欠落してるのか
ﾃﾋｮﾝ｢構って欲しいわけ？旦那に｣
「ふふっ、そうかもね」
それとも行き過ぎたヤキモチ妬かせなのか
「一人でいる時間が何より嫌いなのよ」
単純に孤独を嫌っているだけなのか
そんな彼女を可哀想だとも思うし
汚くて、バカで、可愛いなとも思う･･･俺はね
Aさんの事は好きだけど
元々女への執着はしないから
そうゆう意味では俺と彼女は相性がいいだろう
彼女にとって俺は都合がいい男だろうしね
ﾃﾋｮﾝ｢いい？｣
ワンピースのファスナーをゆっくり下ろすと
彼女は旦那にも抱かれてるベッドに横たわる
「激しくして」
淫 らに俺を誘う様はただのメスだ
豊満な体を散々楽しんで、
「っ、あ、んっ」
グッと奥まで貫くと、甘美な声で鳴く
俺も中々腐ってるけど彼女もそこそこ腐ってる
彼女のオーダー通り、
いつもより乱暴にしたから声も激しく漏れた
だから･･･気付かなかった
ドアが開いた音にも
部屋に人が入って来た気配にも
気付かないまま、俺は･･･
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ひめか - こんなに読んでて涙が溢れたのは初めてです。ありがとうございました！ (2021年1月31日 4時) (携帯から) (
レス) id: a3b377be62 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 最初ちょっと怖いのかな？って思ってから入りましたが、どんどん読むにつれて奥が深いというか…とにかく私はこのお話すごく読んでよかったと思いました！最後涙止まりませんでした。ちゃいさんの作品私大好きです。また他の作品も読ませてくださいね！ (2018年4月4日 22時) (レス) id: 3605258b65 (このIDを非表示/違反報告)
ナーア(プロフ) - すごく好きでした。ありがとう。 (2016年12月10日 12時) (レス) id: e9da991bb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - kpmhron13さん» 重苦しいお話だというのにお気に召していただけて光栄でございますTT また好きになっていただけるようにこれからも頑張ってお話を書いていきますー！コメント本当にありがとうございましたー！ (2016年11月30日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
kpmhron13(プロフ) - すごいすきです。この話。 (2016年11月30日 12時) (レス) id: 10c7499d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2016年10月12日 20時
