ナムジュンの後述� �-NJ- ページ23
■ﾅﾑｼﾞｭﾝside
あれから･･･
事件の解決までにそんなに時間を要さなかった
なせなら、
“『･･･お話しします、
私が知ってる事は全部･･･』”
それまで沈黙を続けていたキム Aが
あの日に何を見て何をしたのか
その全てを供述してくれたから
“ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢署までご同行願えますか？｣”
“ﾎｿｸ｢･･･はい｣”
チョン ホソクは一切抵抗しなかった
黒い濁りを抱えた彼もまた
その日に自分が何をしたのかを全て話してくれた
チョン ホソクの実刑は免れないだろう
でも、彼はそれさえも
どうでもいいと思っているようだった
罪を悔いているとか
許しを請おうとか
甘んじて受け入れようとか
そういった類の思想とは全く異なる境地
彼は言った
“ﾎｿｸ｢それでも、僕は
彼女を･･･愛してるんです｣”
･･･と
胸を痛めずにはいられない
ガックリ項垂れ絶望する彼を
俺は･･･心の奥では責める事が出来なかった
もっと、違った愛し方があったなら･･･
もっと、違った行く末があったなら･･･
確かに彼は殺 人を犯 した
それでも、肩を持ちたくなってしまうのは
俺が刑事としてまだまだ未熟だからだろうか
人の命を殺 めた彼もまた
彼女に心を殺 められた憐れな男なのだ
それでも人間の愛は尊く、深い沼のよう
彼は
“ﾎｿｸ｢いつか･･･Aの元に逝く日まで僕は｣”
いつか来るその時をひたすら待つんだろう
その身を･･･
黒く濁った水面に浮かべて待つんだろう
なんて、胸が痛いんだ
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ひめか - こんなに読んでて涙が溢れたのは初めてです。ありがとうございました！ (2021年1月31日 4時) (携帯から) (
レス) id: a3b377be62 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 最初ちょっと怖いのかな？って思ってから入りましたが、どんどん読むにつれて奥が深いというか…とにかく私はこのお話すごく読んでよかったと思いました！最後涙止まりませんでした。ちゃいさんの作品私大好きです。また他の作品も読ませてくださいね！ (2018年4月4日 22時) (レス) id: 3605258b65 (このIDを非表示/違反報告)
ナーア(プロフ) - すごく好きでした。ありがとう。 (2016年12月10日 12時) (レス) id: e9da991bb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - kpmhron13さん» 重苦しいお話だというのにお気に召していただけて光栄でございますTT また好きになっていただけるようにこれからも頑張ってお話を書いていきますー！コメント本当にありがとうございましたー！ (2016年11月30日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
kpmhron13(プロフ) - すごいすきです。この話。 (2016年11月30日 12時) (レス) id: 10c7499d6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2016年10月12日 20時
