願いが一つ叶うなら -HS-

３４：ナムジュン…じゃなくてユンギ先生 ページ34

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ｼﾞｪｸ｢あぁーーーもーーー
　さーっぱりわからん！｣



俺の隣で数学の問題集と格闘し悶えるジェク



ｼﾞｪｸ｢なぁ、ホソク、この問題教えて｣


ﾎｿｸ｢俺にわかるわけないじゃんw｣


ｼﾞｪｸ｢なんだよ、ダメダメじゃん･･･授業中お喋りばっかりしてるからそぉなんだよ｣



お前にだけは言われたくねぇー




なにいきなり勉強してるんだよって？



はい、そうなんです

ついに俺らは受験生の夏を迎えてるんです



正直今まで、ダンス→A→ナム→ダンス→ダンス→ユンギヒョン→ダンス→A→“最初に戻る”


ってかんじで勉強と対局で遊び呆けていた俺とジェクにとっては、これは限りなく拷問に近かった



ここはもうね


我らがナムジュン先生を召喚するしかなさそう



ﾎｿｸ｢もーナム呼ぼうぜ、ナムを｣


ｼﾞｪｸ｢ユンギヒョンも呼ぼう、どうせ引きこもってんだからさー｣



おい！

ユンギヒョンなんて呼んでも来ないよ



仮に奇跡的に来たとしてもあの人なんも教えてくんないよ、絶対に



あの人大学生になったってなんら変わんないんだから、ここに来ても寝てるだけだと思いますけど、



ｼﾞｪｸ｢あーもしもしー？ヒョン！｣



って聞いてんのかよ！
なに先にユンギヒョンに電話してんだ！



まず呼ぶべきはナムだろーがぁ！



〜10分後〜



ナムジュン先生･･･ではなく

なぜかユンギヒョンが登場



そしてなんの気まぐれか面倒くさそうながらも、問題集を怠そうにパラパラ



ﾕﾝｷﾞ｢おい、これ高校どころか中学で習った公式だけど。さすがにこれはないわ｣


ﾎｿｸ&ｼﾞｪｸ｢てへぺろ･･･｣



ジェク･･･俺ら真面目にやんないと、行きつく先はプータローか二ートだよ、やばいよ、まじでやばいよ(白目)



ﾕﾝｷﾞ｢お前ら進学するんだろ？こんなんで平気なわけ？｣



平気ではないと思います、ユンギ先生



ｼﾞｪｸ｢ヒョンだって、去年俺らと海行ってたじゃんか。つーか、そもそも受験勉強なんてしたなかったじゃん｣


ﾕﾝｷﾞ｢あほか、勉強なんてもんは陰でこそこそやるもんなんだよ｣



こそこそって･･･



ﾕﾝｷﾞ｢大体お前らと海行ったくらいで落ちるような頭してねーから、俺は｣


ｼﾞｪｸ｢･････｣←完敗



ぐうの音も出なーい



ﾕﾝｷﾞ｢お前らバカすぎだろ･･･Aでさえ志望校決めてんのによぉ｣


ﾎｿｸ｢えぇぇ！？｣



なにーーーーーーーーー！？

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