タイムチェーン -JK&TH- ３

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ﾃﾋｮﾝ｢俺そろそろ出るね？｣


『うん』



まだ少し鼻を啜っているものの
熱の下がったテヒョンは玄関で靴紐を結ぶ



『本当に体調平気なの？』


ﾃﾋｮﾝ｢この通り！｣



立ち上がって両手をブンブンと振って見せる



ﾃﾋｮﾝ｢Aのおかげかなw｣


『テヒョンの回復力がすごいんだよ、
　私おかゆ作ったくらいだもの』



昨夜テヒョンはあのまま
しばらくの間私にしがみついてて、
背中をトントンと叩いているうちに
安心したようにすーっと眠りに落ちた



‟ﾃﾋｮﾝ｢おっはよ！｣”



先に目を覚ましたテヒョンは
いつも通りの明るさを取り戻してて



‟ﾃﾋｮﾝ｢なんかすっごいよく眠れたんだけど｣”



昨日の彼は幻なんじゃないかと思うほどだった



ﾃﾋｮﾝ｢今日は遅い？｣


『うん、多分』


ﾃﾋｮﾝ｢そっか、あんま無理すんなよ｣


『それはこっちのセリフw
　病み上がりなんだからちゃんと加減して』


ﾃﾋｮﾝ｢ん、ありがと
　じゃあ俺行ってくるね｣



おでこに軽くキスし、家を出る




『私もそろそろ支度しなきゃ』



昨日の今日で出勤の気が進まない



『･･･ふぅ』



クリスマスなんて
早く終わってしまえばいいのに




　〜〜〜〜〜




『お疲れ様です』



午後出社すると午後前のピークを越えたのか
催事売り場にいるのは
ナムジュンさんとグクだけだった



ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢あ、Aさんお疲れ
　みんなさっきお昼行ったとこ｣


『そうなんですね、
　何か引継ぎはありますか？』


ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢１つだけ･･･
　今日クリスマスセットを
　事前予約してるお客様が夕方来店されます
　ここに用意してあるので対応お願いします｣


『わかりました』



ナムジュンさんは引継ぎを済ませると
‟じゃ俺もお昼行ってくるね”と売り場を離れる



その場に残った私に



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢お疲れ｣


『･･･うん』



昨日まで同様にグクはそれだけ言い
そのまま視線を離して棚の整理を始める




“ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢Aは先輩と一緒にいて幸せ？｣”




ふと思い出されるグクの切なそうな顔




でも


私とグクがまた話すようなこともなかった



彼という人間がよくわからない

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