タイムチェーン -JK&TH-

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ﾃﾋｮﾝ｢はへ？ひょうらっらっへ？｣



迎えた土曜


ちゃっかり自分だけ休みのリナと違い
私は今日も早番出勤･･･



会社で着替えて行くために
クローゼットからワンピースを出し
紙袋に入れているところで、
歯磨きをしたまま話す
寝起きのテヒョンが部屋にやってきた



『ちょっとw
　何言ってるかわからないよ』


ﾃﾋｮﾝ｢んーひょっと待っへへ｣



洗面所に小走りで戻ると
あっちから蛇口の流水音と
ガラガラペッという音が聞こえて来る



彼は今日休みだから
いつもより少しだけ遅い朝



ﾃﾋｮﾝ｢友達と出掛けるのって今日だっけ？｣



タオルで口の周りを拭きながら
戻って来たテヒョンの袖口は
撥ねたであろう水で色が変わっている


子供みたいな可愛い人



『うん、そうだよ
　あれ？テヒョンもオッパと
　約束したんじゃなかったの？』


ﾃﾋｮﾝ｢あ、やっべ
　俺ジミンに電話すんのすっかり忘れてた｣


『え？そうなの？』



学校の先生だっていうのに
この人は自分以外の誰かがいないと
ちょっとダメなところがあって、

でもそれは欠点でもあるんだけど
確かに彼の魅力のひとつでもあると思う



ﾃﾋｮﾝ｢仕事かもしんないけど
　後でダメ元で電話してみるーw｣



ジミンオッパも種類は全然違うけど
そんなところがあって
その抜けているところを
補うように２人は昔から仲がいい



『あ、でも今日は土曜だし
　多分大丈夫そうじゃない？』


ﾃﾋｮﾝ｢あ、そっか！そうだったw｣



去年の今頃、
晴れて警察学校を卒業したジミンオッパは
小さい頃から夢だった警察官になった




テヒョンは“え!?刑事!?刑事なの!?”と
かなり興奮気味でオッパに食い付いたけど、


“ｼﾞﾐﾝ｢期待させたとこ悪いけど
　俺の配属は生活安全課だよw｣”


満足そうな笑顔でオッパはそう返した



テヒョンの事だから
きっと刑事ドラマでも連想したんだろう



でもジミンオッパがなりたかったのは
“おまわりさん”だったわけだから
その配属先は願ってもなかったはず



“ｼﾞﾐﾝ｢部活の経験もさ
　無駄にはならなくて済みそう｣”



ジミンオッパは高校で剣道部だった



あの彼と･･･同じで

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