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44 -TH- ページ46

■テヒョンside



「キム先生、仕度早くないですかw?」



放課後の職員会議後、
速攻で身支度を済ませマフラーを巻いていると
隣のクラス担任は笑いながら声を掛けてくる



テヒョン「今日会議早く終わったんで
 今出れば彼女迎え間に合いそうなんすよね」


「あぁ、なるほどw」


テヒョン「っつーわけでお先っす!」


「ははっ キム先生は彼女思いだな
 あ、雪降って来たし気をつけてね」



彼女思いなんかじゃない


ただ自分が側にいたいだけ




もう真っ暗な外は
耳がちぎれちゃいそうなくらい寒くて



テヒョン「くっそ、バス遅延かよー」



寒がりなAは
きっと背中を丸めてるだろうな・・・って思うと
なんだか気持ちが急いてしまう



早く手を握りたいって
温めてあげなきゃって



テヒョン「もういいや、走ったほうが早そう」



彼女の元に1秒でも駆けつけたいんだ




守ってあげたい
包んであげたい


いつでも彼女の側でその心を温めてあげたい



“テヒョン「俺は・・・あいつみたいに
 Aちゃんの事泣かしたりしないよ?」”



ジョングクと別れてから
ずっと塞ぎ込んだままだった彼女


何年も・・・何年も・・



あいつの影を背負ったままの彼女に
この想いを伝えたのは、

2人が別れて3年も経ってからだった



そう


その年月、彼女はずっと
あいつだけを想ってた



そこですぐにその想いを
手放せるわけなんてないから、
付き合うようになってから今に至るまで
また3年の時間が必要だった




もう手放したんだって思ってる

いや・・・思ってた、ついさっきまで




俺の何がいけなかったんだろう


重たいのかな・・・



それとも頼りないのかな



そもそも俺じゃダメなのかな




彼女の凍てついた心を
ただ溶かして温めて
その隣にいたかった、それだけなのに



テヒョン「・・・・は」



目の前の光景に


今まで彼女と過ごした時間が
全部なかったことになったようにさえ思う

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じゅり - 剣道では足捌きはありますが竹刀捌きなんてものはありません (2018年5月26日 11時) (レス) id: 16c2882a48 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - らいこうさん» コメントありがとうございますー!私ARMYですが、エクセルでもあるので(いーしんペン)、BTSでまかないきれなかったキャラをフナちゃんにお願いしちゃいましたw 楽しんでいただけて大変光栄ですー! (2016年12月5日 17時) (レス) id: 343f35885f (このIDを非表示/違反報告)
らいこう - ちょwwwwwまさかのオセフン様wwwww面白いねー!!!wwぐくててとメンバーしか出てこないと思ってたからwwww来るとは思わんかったwwwwwさすが主様。才能ありまくり。88888 (2016年12月3日 22時) (レス) id: 9ceb8282ff (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - 魔法使いの弟子さん» いつもありがとうございます!そろそろ鬱になりそうなので笑えるお話でも別で書いてやろうと考えてますw辛すぎてwww コメント本当にありがとうございます! (2015年12月15日 15時) (レス) id: 2654b9a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
魔法使いの弟子(プロフ) - ちゃいさん、あんにょん!はぁ〜、切ないっすね〜。なんかグクペンの自分なのに、章末のテテがかわいそうで泣けます。更新ご無理なさらずに。いつまでもお待ちしてますねー!横アリのみんなを思い出して読んでますー。 (2015年12月13日 21時) (レス) id: 469a2238f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃい | 作成日時:2015年11月2日 0時

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