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7 -HB- ページ8

■ホンビンside



「あれ?お前なにやってんの?」



バスを降りたAを見送り駅についたものの
なんだかそのまま電車に乗る気になれず
駅前のカフェにいると
ちょっと前に大学で別れたはずの男



「ウォンシクこそ」



そしてその隣にはもちろん彼女の姿もある



「いやいや、見りゃわかるでしょ」



はいはい、
フランちゃんと大学帰りにデートね…もぉ



「ビナ、一緒していい?」


「え?折角2人でいるのになんでわざわざ」


「カフェぼっちな上に
 影背負って目を潤ませてたら
 放っておこうって気になんねーだろ・・・」


「・・・・・」



否定できないのをいい事に
2つのカップが乗ったトレイを
俺のトレイのすぐ隣に置くウォンシク



「いいよね?フラン」


「うん、もちろん」


「あ、俺1つイス持ってくるわ」



2人掛けの席に座ってたわけで、
向こうから空いてるイスを持ってくる




大人っぽい‥
いや悪く言うと老けてるというか・・・
とにかく同じ年だっていうのに
確実に俺より見た目も中身も
落ち着いてるウォンシクと
全く同じような波長のフランちゃん



同類項というか、

同じ穴のナントカカップル



この2人と一緒にいると
俺、どっちかの弟とか思われそう・・・


はぁ、俺今どんだけネガティブなの?



「で、なんでそんなしょげてるわけ?」


「別にしょげてるわけじゃ・・・」



そう何を今更ショック受けてんだろ




「原因はAちゃんでしょー?」


「っぶ」


「おい、ビナ汚い・・・」



ズバッとピタッと当てる女の勘に
思わず口に含んだラテを吹き出しそうになる



「‥え・・・なんでそれ」


「ビナがそうゆう顔してる時なんて
 Aの事だって相場は決まってるし」


「・・・・・・」



涼しい顔でシレっと言い切る低音



否定出来ないところがまたイタイんだよね

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ちゃい(プロフ) - ゆみさん» コメントありがとうございます!そんなありがたいお言葉をいただけて光栄でございますTT嬉しいです!レオニムのお話は短編ではチラチラ書いているのですがまたいつか長編でも書きたいなと思っておりますー!その際はどうぞよろしくお願いしますー! (2016年7月9日 1時) (レス) id: 5c2e9d1515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - とても素敵なお話で感動しました!レオニムの良さが滲み出ていて本当にキュンキュン切なくなりました。是非またレオニムのお話書いて頂きたいです!本当に素敵でしたー! (2016年7月8日 11時) (レス) id: 7a6220bbf5 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - いえいえそんな♪ 喜んでいただけて私も嬉しいです! こちらこそこれからも仲良くして下さい(o^^o) いえいえ! (2015年11月11日 7時) (レス) id: 62396f963f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - そらさん» そらちゃーんTT読んでくれていたなんてTT本当にありがとうTT いつも完結するとコメントをいただけて本当に嬉しいですー!これからも仲良くして下さーい!カムサハムニダ! (2015年11月11日 0時) (レス) id: 2654b9a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - annaさん» あんなちゃーんTT終わったしまったよーTTさみしーTT 初VIXX上手く書けたかわからないけどまた書きたいっすー!これからもどうぞよろしくー!ミカエルー! (2015年11月11日 0時) (レス) id: 2654b9a9b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃい | 作成日時:2015年9月28日 0時

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