90minutes -TH-

愛情がないのがいい-YOU- ページ12

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『ねぇ？ユンギさんは彼女とかいないの？』


ﾕﾝｷﾞ｢今はいないな｣


『なんで？すごいモテそうなのに』



女の体のなんたるかも
どうすれば喜ぶのかもよく知ってるし



ﾕﾝｷﾞ｢なんかさー
　縛られんの好きじゃないんだよね｣


『ふーん』


ﾕﾝｷﾞ｢それに仕事忙しいし｣



確かユンギさんって
自分で起業かなんかしてたはず


そうじゃなければ
月１とかの頻度でフェアリーとか･･･

中々難しいよね



チクン



浮かぶのは四角い口して笑う顔



テヒョンは大学生なのに
必ず金曜に会ってくれる



･･･“客”として



それが胸が痛いっていうか、ただの罪悪感



こんな女関わらなければいいのに
彼は澄みきった瞳で私を見る



ﾕﾝｷﾞ｢お前は？彼氏作んねーの？｣


『作れると思うw？』



私が男だったら
この仕事してる女、絶対無理



ﾕﾝｷﾞ｢その気になれば出来んだろ｣


『じゃあユンギさん私と付き合うw？』


ﾕﾝｷﾞ｢無理｣


『ほら･･･嫌でしょ？』



それが普通の感覚



ﾕﾝｷﾞ｢おい待て･･･俺はそうゆう偏見はない
　ただ自分の女がこの仕事してたら
　気が狂って片っ端から
　抱いた男どもをコロしかねないだけ｣


『ふーん』



テヒョンも本当は
同じように思ってるのかな･･･



ﾕﾝｷﾞ｢ま、女なんて面倒なだけだから
　俺は当分お前と戯れてればいーわ｣


『他のコ指名しないの？』


ﾕﾝｷﾞ｢しねぇ｣


『なんで？』


ﾕﾝｷﾞ｢だってさ｣



いつの間にか彼の手に
ボディータオルは握られてなくて
そのまま体を這う



ﾕﾝｷﾞ｢抱き心地いーし
　どうせ抱くなら
　いい女がいいに決まってる｣


『っ‥』



まぁ‥私の方もユンギさんに
他のコを指名されたら困る



彼は私にとって大口だし
テヒョン以外で唯一肩の力が抜ける客だから



ﾕﾝｷﾞ｢やばい･･･超そそる｣



そしてそこに


愛情がないってのがまたいい




“ﾃﾋｮﾝ｢A｣”



愛情があるのは
ものすごく･･･切なくなるから



いつも別れてから



私が泣いてるの

知らないでしょ？･･･テヒョン

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