５ ページ5
・
『やっと出来た･･･』
結局看板ペイントは
最終下校ギリギリまでかかってしまい
ﾎｿｸ｢これ意外と手間かかったな
１人でやってたら俺死んでたw｣
『ですねw』
学祭前日で最終下校が
いつもより遅い今日は夕暮れどころか
もう夜一歩手前ってくらい暗くなっていた
ﾎｿｸ｢いやぁー
Aちゃんに手伝ってもらって
本当に助かったわーw｣
鼻の頭にペンキが付いたホソク先輩は
この薄暗さには似合わずカラッと笑う
『ふふっ
先輩、鼻にペンキ付いてますよ？』
ﾎｿｸ｢うそー！えー！｣
終始騒がしいホソク先輩は
鼻のペンキを手で拭うと
ﾎｿｸ｢ってさ･･･
家まで送ってくよ｣
『え？』
ﾎｿｸ｢ほら！今日暗いし、
最後まで付き合わせちゃったから
そんくらいさせて？｣
『えっ･･･でも』
今日も･･･
もしかしたらスクーピーがって思うと
なんかさ･･･
ﾎｿｸ｢いいからいいから｣
でも
私とジョングクはただの幼馴染み
いつも待っててくれるとは
限らないじゃない？
だから
ﾎｿｸ｢行こうぜー｣
『はい』
ホソク先輩に送ってもらったんだけど
『･･････』
１人で暗い道を
帰らなくて正解だったかも
コンビニのところまで歩いてきても
スクーピーの姿はなかったから
･･･なによ
ﾎｿｸ｢ねぇ？｣
『はい』
並んで歩くホソク先輩の横顔
ﾎｿｸ｢明日の学祭終わったらさ･･･その
ちょっと時間作れない？｣
『え？』
ジョングクの着崩れた制服と違って
一番上以外ホックが全部止まった学ラン
ﾎｿｸ｢後夜祭一緒に出ようよ｣
『･････』
いつも見てる学ラン姿とは違った
そんなホソク先輩をみて
いつか高校を卒業して
全然違う大学とか入って
段々大人になって
幼馴染みの私たちは
別々の道を歩いていくのかなって
なんかさ
そう･･･思っちゃったんだよね
私･･･
ジョングクのスクーピーの後ろに
乗れなくなっちゃう日が来るのかな･･･
寂しいな･･･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1567人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃい(プロフ) - ちゃぁさん» わぁー！ホソクのお話をお気に召していただけてとっても嬉しいですTT 実はこのホソクの短編を書きたいがために始めた短編集だったので、コメントがすごく沁みますTT 読んでいただき本当にありがとうございますTT (2016年8月13日 2時) (
レス) id: 5c2e9d1515 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃぁ(プロフ) - 門限やぶり大好きな曲で読み出してすぐにこの曲が頭に流れました。甘酸っぱくｷｭﾝとする感じ。私も学生に戻りたくなりました。 (2016年8月11日 19時) (レス) id: 9e5844a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - hanaさん» コメントありがとうございます！ジミンの短編気に入っていただけたようで本当にうれしいです！いただけるコメントが励みになります！これからも楽しんでいただけるようなお話を書きますー！カムサハムニダー！ (2016年2月4日 16時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - ジミンちゃんかっこかわいいー！ (2016年1月31日 23時) (レス) id: de9204c906 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - ほっぺさん» わぁー！お話のきっかけに曲まで調べていただけたなんてTT めちゃめちゃ嬉しいですTT 私もあの曲大好きでデート前にジミンちゃんにそわそわされたい願望でお話を書いてしまいましたw これからもよろしくお願いします！ (2015年6月18日 9時) (レス) id: 5c2e9d1515 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃい
| 作成日時：2015年5月5日 2時
