背中を擦る手 ページ25
・
翌日･･･
今日こそユノさんに想いを伝えようと
私の人生最大の意気込みで仕事を始める
終わったら作業着を着替えて
ユノさんに会いに行く！
その時絶対に言うんだ！
なんて
決心していたのに･･･
フロアのモップ掛けをしていると
心が凍りつくような噂が
女子社員の間で飛び交っていた
“ねぇねぇ！聞いた！？
あの２人やっと別れたらしいよ！”
“ユチョン先輩フリーになったって！”
“なんかマイの方が振られたみたいだよ”
その内容はどれも
ユチョンさんとマイさんのもので
嫌でも耳に入ってくるその噂は
朝から私に焦燥感しか与えなかった
ｷﾞｮﾝｽ｢･･･A･･｣
余程ひどい顔をしていたからだろう
ギョンスは普段なら
自分の持ち場を
せかせかと手際よく清掃するのに
さっきから私の側から離れない
『ギョンス･･･
ごめん私･･ユノさんが心配だから
ちょっとだけ様子見てきてもいい？』
本当は心配だけじゃない
私の心の中ではいまや
焦りが大きく幅を利かせている
今日はまだユノさんの姿を見てない
彼の笑顔を見れればいいんだけど
もしもこの噂が本当で
マイさんが谷底にいたとしたら･･･
ユノさんも同じ谷底にいるはず
『ごめん･･･ギョンス･･』
何も言わずに黙って頷くギョンスに
モップを任せて走り出す
お昼時の製品開発部のフロアには
ユノさんの姿もマイさんの姿どころか
社員もちらほらとしかいない
お昼かな？それとも外出？
････出直すしかないかな
その場に留まって待つわけにも行かず
製品開発部を後にし
お昼で混雑するエレベーターとは反対の
フロアの端っこにある非常階段へ向かう
給湯室の前を通りがかろうとした時
そこには
見間違えるはずのない大きな背中があって
彼の男っぽい手は
その奥にいる人の背中を心配そうに擦っていた
泣いているマイさんを
何も言わずに優しく慰めるユノさん
まさにさっき予想した通りの展開過ぎて
ショックとも思えない自分
だけど
あぁ･･･
見たくなかったな･･･
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ちゃい(プロフ) - キキさん» キキさんコメントありがとうございます！素敵なアイデアから本当にお話作っちゃいましたwwwEXO以外の主役は初めてで自分もどうなるかドキドキしてますが、これからもよろしくお願いします((´∀｀*))Twitterでもよろしくです！ (2014年12月13日 19時) (
レス) id: abf96abb7e (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - Twitterでもうひと小説行けそうですねっと言ったものですwwwカシオペアラーメンにはプププってなりましたwちゃいさんのそういったセンスすごく好きですwそしてジョンイン！ユノ課長もいいですけど、カイペンの私はジョンインにクラッときてしまいました← (2014年12月13日 0時) (レス) id: c35c35ab72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2014年12月8日 14時
