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それから勝利くんは変わってしまった。
勝利くんの家から1歩も出ない事、
出たら駿佑に報告する事、
勝利くんの言ったことには逆らわない事
色んなルールがどんどん課せられていった。
その頃私の感情に色はなかった。
畳一畳分もないようなスペースで
私は一ヶ月ほどじっと過ごしていた。
ーーーーーー
ーーーーーー
「ただいま」
「・・・お帰りなさい、勝利くん、」
「なに怯えてんだよ」
「お、びえてなんて、ないよ」
「はぁ・・・、ムカつく」
この頃、勝利くんは
大学のレポートが厳しくて
毎日イライラしていた。
イライラの原因は私にもあるんだけど。
「ほら、これ、晩御飯な」
差し出された1つのメロンパン。
「・・・ありがとう、」
小さな丸テーブルに置かれたそれは
私の毎日の夜ご飯。
いつまで続くんだろう、
こんな毎日は。
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AI - 更新楽しみにしています! (2020年12月25日 23時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
る - 更新楽しみにしています! (2019年9月22日 21時) (レス) id: 9d6e771263 (このIDを非表示/違反報告)
Ariel(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです!更新ゆっくりでもいいので続き楽しみしてます! (2019年8月19日 18時) (レス) id: acfa9fb6cc (このIDを非表示/違反報告)
HM - 続きが気になって夜も眠れません!(笑)更新楽しみにしてます (2019年8月8日 6時) (レス) id: b82f1fabbd (このIDを非表示/違反報告)
道枝担 - とても楽しんでいます!更新、待っています。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: dfc84fd720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:加賀谷 | 作成日時:2019年6月7日 21時