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「駿佑の事、そんなに好きなのか?」
「駿佑…は…、大事な人…だから、」
「じゃあ俺は大事じゃないんだ」
「違うっっ!!そうじゃない!!」
「ここの部屋、今日で契約切れ。
俺の家来い。」
「え?」
「駿佑にはバレたくないんだろ?
言う事聞けば、言わないでおいてやる」
イエスしか私にはなかった。
駿佑に2度と会えなくてもいい。
笑った時に細くなる目も
生まれつきふわふわな茶髪も
綺麗な二重も
私が悲しむ度に抱きしめてくれた温かさも
もう全部いらない。
駿佑にバレるくらいなら、
全部いらない。
……駿佑、大好きだよ。
届くはずない言葉を
心で伝えて
私は花見荘を出た。
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AI - 更新楽しみにしています! (2020年12月25日 23時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
る - 更新楽しみにしています! (2019年9月22日 21時) (レス) id: 9d6e771263 (このIDを非表示/違反報告)
Ariel(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです!更新ゆっくりでもいいので続き楽しみしてます! (2019年8月19日 18時) (レス) id: acfa9fb6cc (このIDを非表示/違反報告)
HM - 続きが気になって夜も眠れません!(笑)更新楽しみにしてます (2019年8月8日 6時) (レス) id: b82f1fabbd (このIDを非表示/違反報告)
道枝担 - とても楽しんでいます!更新、待っています。 (2019年7月27日 16時) (レス) id: dfc84fd720 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:加賀谷 | 作成日時:2019年6月7日 21時