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…って思ってたのに
「保健室登校何回目だよ」
「来なくていいって言ったのに…」
「寝不足で俺も眠いだけ」
当たり前のように
モゾモゾ布団に入ってくる。
…まずい、前髪ズレそう！！
思わず、恭平に背を向ける。
「え〜そっぽ向かれんの辛いわ〜
久しぶりの再会なのに」
ほんとは私だってこんな風にしたくない
でも見せたくないから。
こんな醜い私を。
「こっち向かないと、
俺と何回も添い寝してること
Twitterで呟くぞ！(笑)」
「…はあ、分かったって。」
そんなこと恭平がしないって分かってるけど
そっぽ向き続けるのは私も辛い。
恭平の方を見て、なおかつ
アザを見られないようにするには…
「っ、うおっ！」
振り返るやいなや
恭平の胸に頭を押し付けた。
これなら見えない。
「まさかの密着型か。
まあいつもこんなもんだけどさ」
あったかい、落ち着く。
「…、うっ…」
だめだ、涙が出そう
もう、出てる。
つらいつらいつらいつらい
辛くてたまらない。
この涙には気づくな、恭平。
「…どした？」
やっぱり気づいちゃうか、恭平は。
恭平の胸に頭を押し付けたまま
私は必死に首を振る。
「NOっつったって
泣いてんじゃん」
恭平が私の顔を見ようと
肩を持って剥がそうとしてくる。
必死に抵抗したけど
男の人の力には勝てなくて
「お、い…、なにこれ…」
ぐちゃぐちゃに崩れた前髪から
おでこのアザは完璧に見えていた。
「…熱あった時に…、ふらついて
ぶつけたの、」
「お前、もしかして…」
「…っやめてっ！」
恭平がマスクに手をかけて
剥がすまで一瞬。
「このアザも全部、自分でぶつけたって言いたいの？」
「……汚いの。
私は、恭平が思ってるような人間じゃない。
醜くて、本当はこんな風に生きちゃいけない人間なの。」
『お前は汚いんだよッッッッ！！！！！』
あの言葉は勝利くんからの言葉。
私は何かすごく汚くて
幸せになんてなれない人間なんだ。
「だから…、ごめん、
今日は帰る。」
「待てって！！」
布団から出ようとする私の体を
抱きすくめる恭平。
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加賀谷 - 寝無美さん» わあああああ、ありがとうございます笑 ２もかっこよく書けるように頑張ります！ (2019年6月8日 19時) (
レス) id: 84f15e2413 (このIDを非表示/違反報告)
寝無美 - この作品の、駿佑君格好いい駿佑君格好いい駿佑君格好いい駿佑君格好いいあ〜真面やば〜い格好良すぎ〜〜〜!! (2019年6月4日 20時) (レス) id: 8bf3196fdf (このIDを非表示/違反報告)
加賀谷 - Lisaさん» コメントありがとうございます^^ 頑張ります！ (2019年6月3日 16時) (レス) id: 84f15e2413 (このIDを非表示/違反報告)
Lisa - 読むたびに、キュンキュンする！ (2019年6月3日 14時) (レス) id: 864f282ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加賀谷 | 作成日時：2019年6月2日 15時
